生きるのってしんどい

どストレートに、生きるのがしんどいって日あるよね。

すごく嫌なことがある訳でもなく、なんとなくモヤモヤしたり、腑に落ちなかったりしたボンヤリした事がキャベツみたいに重なって、重たくなって乗っかってくる様な、そんな日。

今日、父が定年になった後の話を父とした。
年金とか、そのへんのお金の話をしたのだけれど、その時に唐突に、私が「私は一人で生きていかなければいけない」と思っている原因を理解してしまった。

私が中学生の時、父の会社は倒産した。
母はパートで働いていて、父が家事をしていた。
その後、父は別の会社で定年まで働いたのだけれど、私は妹が居る手前、4年制の大学には行けなかった。

うちはたぶん、まったくお金がないわけではなかったけれど、じゅうぶんにお金がある家でもなかった

子供心に、それは強く感じていたし、
今思えば、私はお金に執着する子供だったと思う。

働き始めて、私はやっと自分の好きなことに思い切りお金を使えるようになって、なんとなく忘れていたけど、今日、父と話していて「そうか。本質はこうだ」と思い出した。

父が定年になる。母は田舎の小さな会社でフルタイムで働いている。

まったくお金がないわけではないけど、やはり、じゅうぶんではない。

私は、今日その事実を改めて突きつけられて、あの頃よりも何倍も重い事実として受け取ってしまった。

わたしはいま、仕事に殺されて、キャベツみたいなしんどさをかついで生きている。

その中で、私は私を食べさせていければいいと思っていたけど、違うみたいだ。

まえに、「あなたは一人で生きていけると言われると孤独になる」と書いたが、そうではなく、「私は一人で生き、なおかつリスクに備えていなければならないので孤独で当然」なのだ。

私は何のために生きているんだろう。

この間、おなじ営業チームの同僚が「私は営業活動していない」と内勤になんてことない事のように話しているのを聞いてて、膝から崩れ落ちそうになった。

同じような給料で、きゃべつ抱えて、なんなら潰されそうになって働いてる私はいったい何なんだろう。

生きるのってしんどい。
何もかも無責任に放り出してしまえたらいいのに。

私は何もしない、って言えたら、本当に楽なのに。

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