あなたはひとりで生きていける

「あなたはひとりで生きていけるよ」
そう言われるたびに心が閉じていく。

ひとりで生きて行けてなにが悪いのだろう。
わたしが自分を自分で支えられて何の不便があるのだろう。

誰かに支えられなければだめだったり
誰かをアテにしているより、
よほど誠実に生きていると思う。

いつもそうだ。
ひとりで地面を踏むことを可愛げがないと切られて
結婚という制度に迎合「できる」「できない」でくくられる

なぜ、私は私が得た強さを、まるで悪いものかのように指摘されなければならないのだろう。

あなたはひとりで生きていける

そう言われるたびに私は、私を奮い立たせてきた私を攻められ、社会から分断されたように感じて、孤独になる。

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