ハコヅメの150話 感想書き散らし

いきなり150話にあたる番外編の「アンボックス」から書きます。

中盤からのカナさんの過去エピソードを読んで
正義のあり方について考えてしまいました。
たとえ遺族が「それは仕方の無いこと」といっていても、全く関係ない人が正義という名のもとに「お前達が悪い」と言ってしまうと、被害を故意でなくても出してしまった側の家族が追い詰められていくというのはとても悲しいなと。

被害者と加害者側には直接の関係性は悪くないんですよね。
なんなら被害者側のある言葉がきっかけで「一般人の正義」とはなんだろう意識して、職業にしてみようと思ったのでは無いかと過去のエピソードを読み返して感じるんですよね。(今回のカナさんの回想にもありますが)

また、「正義」という言葉の危険さも意識することができました。(主に横井教官と山田の会話と行動で)
それが「正義」だと言われたらそのまま突き進むということの怖さですよね。

横井教官が鬼瓦教官を引き継ぎのことを伝えた時の視線が気になりました。
横井教官は鬼瓦教官しかり豊作五人衆にしかり「正義」側にはわからない苦労をされた方なのかなと。
(もちろんそこには源もはいります。成績云々ではなく血筋や環境があって)

あと、今回の話で「そんな自分もこの組織も社会も…吐き気がするほど嫌いです」っていう言葉って
泰先生がこの漫画を通して言いたい事なんだろうと思いました。
(産休中に良くしてくれた同僚が亡くなったというインタビューを読んだ)



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