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25年の人生で「避けてきたこと」と向き合います

「美」について話すことを避けてきたのはいつからだろう。

小学生の頃は、極太の眉を揶揄われた。
今でもそのころの写真は見られない。夫にも小学校の頃のアルバムだけは見せていない。

中高生の頃はひどいニキビに悩まされた。
「肌、汚いよね」
「気にした方がいいよ」
今でも鮮明に覚えている辛い記憶。
自分だってわかってる。でも、どうやっても改善しないんだよ。
声を大にして言いたかった。

大学生の頃は、周りにいる可愛い子達に劣等感を抱いていた。
一緒に写真に写っても、私は「可愛くない」。
お金をかけて着飾って、ここが限界、と自分で線を引いていた。

結婚して、妊娠して、出産した今。
「可愛い」と言ってくれる夫の言葉は、本心だろうかとさえ思う。(ごめんね)だって私は可愛くないから。
出産を理由に、へこまないお腹から目を背けてきた。もちろん、いまだに肌には自信なんて持てていない。

「だって、出産したし」
そんな言い訳を手に入れて、ホッとしていたのかもしれない。

女として「美」に向き合うどころか、「女であること」を諦めようとしている自分がいた。

***

そんな私が今、SHE beauty60日チャレンジに参加している。

人間誰しも、避けて通りたい、触れたくない、そんなことってあると思う。私にとっては、それは「美」に関することだった。「こんな私が、綺麗になりたいなんておこがましい、恥ずかしい」という思いがあったから。

情報過多の現代で、自分に合った選択をするなんて容易なことではない。誰かに聞くこともできるけど、友達やBAさん、洋服屋の店員さん達に聞くなんて怖くてできない。故にいろいろと自己流。自分に合っているかなんてわからない状態で、なんとなくスキンケアをして、なんとなく化粧して、「それなりの人間」が出来上がっていた。


でも私がなりたいのは「それなり」なんかじゃない。
そんなつまらない人生じゃない。
「中身しか取り柄ないから……」そんな悲しいこと、もう言いたくない。


「こうなりたい」というイメージはあるけど、そのために何をすればいいのか知らない、知ろうとしない。そんな自分から脱却するために60日チャレンジの扉を叩いていた。

***

60日の中で、私はどうなりたいか。何を伝えていきたいのか。
あえて個人でやる選択をせずに、プロジェクトに参加したのには自分を変えたい以外の理由がある。


私みたいに今まで「美」から避けてきた女性、特に同じ立場のママたちの光に、私はなりたい。


大袈裟だと思われるかもしれないが、そんな想いがある。

自分の内面だけじゃなく外見も好きになれる人生は絶対に楽しい。
ママになっても「女」でいることを諦めたくない。

それはきっと、全女性の願いだ。

***

私は私が変わることで、いつからだって変われることを証明してみせる。



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木村彩華
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