自分の２０年分の絵を振り返りました。

はじめに

まず最初に、サムネの絵（ヘッダー）に特に意味はありません（笑）。
キャラものの絵をババンと出すのがちょっと恥ずかしかったので、当たり障りのない背景のみの絵を選んだというだけです。２年半前くらいに背景練習のために描いたもので、たまに他の絵に流用してます。特に思い入れナシ（笑）。

本題に入りますが、実家から昔描いたイラストを発掘してきました。
そしてこの際なので、手元に残ってるデータも含めて、この２０年分ぐらいの自分の絵を振り返って、懐かしんでみようかなと思った次第です。
お付き合いくださる方が１人でもおりましたら、嬉しいです。
（※小学生時代の絵もあったのですが、さすがにヤバすぎて無理でした。）

中学生時代（アナログ絵）

この頃、同級生と一緒に絵を描いて楽しむ機会に恵まれたのですが、その時に、友達と５人で描いた合作絵の、自分の担当部分だけを切り出したものです。周りに他の子たちの絵が描いてあるのですが、そっちの方がめっちゃ上手いです。
拙くて恥ずかしいですが、どうぞご覧あれ。

現在、Twitter上で、絵を描く学生さんたちと交流させていただいてますが、皆さんとってもお上手だなぁと思いながら拝見させていただいてます。
私の学生時代より、よっぽどお上手。
良くも悪くも、今の若い絵描きさんたちは、ネット上で他の人の絵を見る機会が沢山あると思うので、切磋琢磨の度合いも激しいんじゃないのかな・・・と思ってます。（私の場合、比べる相手はクラスメイトぐらいだったので、ゆるゆる描いてた。）
その影響もあってか、皆さん成長スピードが速いような気がしてます。

高校時代（やはりアナログ絵）

次は、高校生の頃に描いた絵をご紹介します。
特に友達に見せたりもしてなかったので、描いた自分しか知らなかった絵。
公開します。

なんで鳥が死んでいて、こんなに大量出血しているのが不明です。
背景も結構適当だし、反省だらけのイラストです。

これもよく分かんないんですよねぇ。世界観が。
とりあえず、戦う女性が好きなので、剣持ってるイラスト多め。
背景は、空描いておけばいいと思ってる感。

一枚だけ、毛色の違うイラスト見つけたのですが、これ割と良くないですか？白黒だけど、私はこれが一番良いと思いました。

大学時代・前半（デジタル絵デビュー）

私のデジタル絵デビューの場は、ネット上の「お絵描き掲示板」（PaintBBSだとかオエビだとか絵板だとか、色んな呼ばれ方をしていました。）というものでした。当時、まだスマホというものは存在していなかったので、ネットにパソコンでアクセスしてお絵描きしてました。
当時利用していた絵板のサイトはもう残っていませんが、今でもお絵描き掲示板というもの自体は存続しているようですので、興味のある方は例えばコチラとか覗いてみてください。

お絵かき掲示板Art.net

さて、私がお絵描き掲示板で、初めて描いたイラストをご紹介します。
日本神話に登場する、アメノウズメをテーマにしたものです。
なお、この絵は、本当に拙すぎて恥ずかしい。

・・・・・当時、お絵描き掲示板を利用する際には、その掲示板の管理者によって、かなり細かいマナーが決められており、そのときに、大抵の掲示板で共通してタブーとされていた言葉がいくつかあったのですが、そのうちの一つを、今だからこそ言わせてください。

「マウスで描きました。下手です。」

これ、言っちゃいけないことになってたんですよ（笑）。
理由としては、絵が上手く描けなかったことを道具のせいにするなとか、下手だと思っているなら投稿するなとか、そういうのがあり、言うと他の利用者を不愉快にさせる可能性があったので、とにかくそういう後ろ向きな言葉は言わないお約束になっていたんです。

でももう関係ないし、実際問題、マウスは時間ばっかりかかって、非常～～に描きにくかったので、これが本音です。

そしてこのあたりも、まだペンタブをゲットしてなくて、マウスで頑張って描いてたイラスト群です。
ほんっっっと、女性ばっか描いてたし、剣持たせるの好きだよねー。

大学時代・中盤（ペンタブゲット）

さてさて、さすがの私も、マウスでのお絵描きに限界を感じるようになったので、ペンタブを買いました。
その頃描いた絵が、このあたりです。

ペンタブのおかげで、ようやく曲線が自然に描けるようになりましたよね。
そして相変わらず、女性しか描きませんねー。

この後ぐらいからは、データが残ってるので、データに切り替えますね。

ペンタブゲットのおかげで、細かい描写が色々とできるようになってきた頃の絵です。
そして同時期、リアル絵（写真をまんま模写する絵）というものにハマり、当時大ファンだった音楽グループの絵を描いていたので、そちらも紹介します。

こんな面倒くさいの、よく描いてたなって思いますね。
今より一生懸命描いてましたよ。間違いなく。

大学時代・後半

ファンタジックな絵を、絵画風？に描くようになってきた時期ですね。

あと、日本画に憧れて、こういうのも描いてました。

このあたりは、当時、他の絵師様方にも褒めていただいて、好評だった気がします。

ここまでのデジ絵が、全部お絵描き掲示板を利用して描いた絵です。

就職後（イラストソフトデビュー）

さて、大学を卒業して、就職した頃に、自分でイラストソフトを購入して、ソフトを使って絵を描くようになりました。
つまり、ネットを利用しなくても絵が描けるようになった（しかもそれまで使っていたものより高機能）のですが、絵を描く環境が良くなった反面、ちらほらとしか絵を描かなくなりました。
仕事の関係で、年単位の長期研修などがあって忙しかったり、父が病気になって、亡くなるまではその看病をしたりしていたので、本腰入れて描く時間がそれほど無かったという感じです。
そんな、ちらほら描いた絵をご紹介します。

この２枚は、いずれもイラストコンテストに応募するために描いた絵です。
今から１０年くらい前の絵。
（一応、１枚目の妖精の絵は佳作、２枚目の豚の絵は入選をいただきました。）

このへんは、割と新しめです。ほんの数年前。
相変わらず、女性ばっっっっかり描いてますね。

去年～現在（Twitterで活動）

ようやく、ここまで辿り着きました。
声優の小林裕介さんのファンになったことがきっかけで、Twitterを利用するようになり、その関係で、ファンイラストを色々と描いてTwitter上に出すようになったのですが、ここから一気に描く量が増えます。
ずっとオリジナル絵ばかり描いてきた私が、二次創作中心の生活になります。
しかも、それまでほとんど描いてこなかった男性キャラクターの絵が格段に増えます。
私にとっては、大変革です。

この２枚は、去年の春頃描いてた、小林さんの絵ですねー。
推しを描いてるときは、至福でした。

どれもこれも、小林さんが声を演じてるキャラクターを描いたものです。
おかげ様で、男の子を描く楽しさに目覚めましたよね（笑）。

オリジナル絵を描いていた頃は、いかに魅力ある雰囲気を作り出すか、構図を工夫するか、背景を頑張るか・・・・というようなところに力を入れていたのですが、二次創作をするようになってからは、（原作の雰囲気を大切にしつつ、）いかに顔面を美しく描くか（イケメンに描くか）や、いかに自分の欲（キャラクターのこんな表情やこんな場面を見てみたい！という欲）を再現するか、に力が注がれるようになった気がします。

オリジナルと二次創作って、全然違うなぁと思いましたね。

おわりに

ここまで全部読んで下さった方がいましたら、もう本当に感謝です。
私の振り返りにお付き合い下さって、ありがとうございました。

ここで紹介したのはほんの一部で、実際は、その何十倍も、(ひょっとしたら何百倍も)絵を描いてます。
２０年間、こんだけ描いてきて、思ったより成長していないことに愕然としていますが（笑）、結局、絵というものは（よほど才能豊かでない限り）簡単に上手くなるものではないってことですね。

Twitter上や、Pixiv上などで、他の方の素晴らしい絵を見る機会が沢山ありますが、そういう絵を見るたびに、この描き手さんは、(もちろん才能、センスもあるのでしょうけど、)ここまで上手くなるために、いったいどれほどの努力をしたのだろう・・・と思うし、その努力に尊敬の念を覚えます。

想像すると、恐ろしいです。
長年の、絵に対する努力（気の遠くなるような積み重ね）も、その境地に至った上で、それぞれの絵にかける時間や労力も。

私の絵はまだまだだけど、自分のペースで少しずつでも成長して、今後も楽しく描き続けていけたらいいなと思っています。
まだ伸びしろがあると信じて・・・（笑）。