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君の歌は僕の夢(NCT/HAECHAN)

運命だとか偶然だとか必然だとか、そんなことはよくわからないしそんなことはどうだっていい。
思えば私はこの日からずっと君に夢中みたいだ。

上のツイートはこのレコーディングビハインドを観た後にツイートしたものだと思う。あまりに歌声が衝撃的で、本当にびっくりした。今観返しても初めて観た時の胸のドキドキが蘇ってきて困ってしまう。

へチャンくん、私は君のことを考えると「どうかなりそう」という言葉がぴったりの状態になるし、実際話を聞いてくれる友人たちに何回この文字列を送っただろうと思い返すだけで恥ずかしくなる。でも仕方ないよ、どうかなりそうなんだから。

君の声だけが私をどうにかしてしまうわけじゃないんだよ。あまりに声に魅了されたせいで、お稽古の時の君を観た時はますます混乱した。

7:09 「これはメレンゲ作りの感じでやりますか、それとも卵を溶く感じでやるんですか?」

直前(の映像)まであんなにふざけ倒してたくせに、急に大真面目にそんなこと尋ねたりしちゃうじゃないか。本気か冗談かも分からないような感じで、自分のペースに周りを巻き込むようで、周りの空気をほぐすようなそんな感じで。
それでいて、ひとたびカウントがかかれば真剣な表情でお稽古を続ける。

涼しい顔をしてなんでもやりこなすように見せながら、どんなにか真っ直ぐに向き合ってきたのだろうかと思って、いつもそれを思うたびに「どうかなりそう」になっている。

しばらく経って気付いたのだけど、ビハインドではこのようなディティールにこだわるへチャンくんをかなり多く見ることができるように思う。この追求があのステージを創り上げているのかと思うと見るたび聴くたびいつも惚れ惚れする。

ぼっさぼさの髪の毛で練習着のTシャツをしっかりボトムに入れてなりふり構わずお稽古に没頭して(念のためいうとその姿がたまらなく大好きだ)、ステージではその世界観を壊すことなく自分の色を出しながらパフォーマンスをするもんだから。

私はすっかり虜になってしまった。


NCT127がこの初夏に日本でドームツアーを開催してくださることになり、幸運なことに実際にイリチルの、へチャンくんの姿、パフォーマンス、歌声を見聞きすることができた。自分の鼓膜がご本人の声で震えた時、本当に信じられなかった。あの途方もない努力の結晶をこの目でこの耳で確かめたのだと思うと、圧巻のステージよりもその事実に震えるようだった。

私は歌うこともダンスを見るのも大好きで、ダンスはできないけれど、音楽を演奏することは特に「再現する」ことを続けてきた。与えられた音楽を自分でどう解釈して、自分の声で、演奏でどう再現するか。苦しいことがほとんどだけれど、ただ何かを「なぞる」だけにとどまらないこの世界をたまらなく愛している。
同時に自分の声や演奏に限界を感じることもある。自分の演奏をその音楽にフィットさせることができないとき限界を感じるし、だからこそ、その人が持っているものでその音楽や表現を再現しようとする姿にたまらなく惹かれる。

私にとってそういう存在がへチャンくんだ。

これはあらゆる音楽に言えることだろうけれど、リバイバルやオマージュのような「〇〇という曲は△△っぽい」というのはもう世にありふれている。
実際そういうものだろうし、音楽の長い歴史の中でそれは自然なことだ。

でも私は、へチャンくんの声に出会ってはっきりと思ったことがある。

『私は君の声で、表現で、この音楽を味わいたい』 

だから再現音楽に価値があるのだと。私は君に出会うまで本当の意味で実感してなかったんだとさえ思うよ。

例えばドリムの「Irreplaceable」「Better Than Gold」、イリチルの「Elevator(127F)」は私がどうしようもなく好きなジャンルの曲で、でもこれをNCTのみんなが、ヘチャンくんの声が再現してサウンドを作ることに意味があると、心からそう思った。

どの曲のレコーディングビハインドを観ても圧倒される。「へチャンの声」なのに、その曲にマッチするように歌う様、実際に完成してリリースされる曲に馴染みながらも決して埋もれないその存在感ある歌声に憧れを通り越して嫉妬を覚える瞬間すらある。でもまた次の瞬間、あのビハインドの気迫に満ちた姿を思い浮かべ、到底追いつくことのできない高みを感じる時、私は胸をかきむしりたくなるほどにどうかなってしまっている。

何千回だって言うけれど、このサムネイルがすでに情緒を乱してくる。へチャンくんが制作に関わって、それを自分も歌ってセルフディレクションしながら、先輩であるテイルさんの歌にディレクションする姿、お互いに引かない部分を垣間見て歌に対する真剣さを感じる時、もう私の心の中をあらわす言葉は「どうかなりそう」以外にない。

様々なジャンルの曲が流れるたびに、今までに好きな曲を思い浮かべるたびに。へチャンくんならどうやってこの歌を歌うのかな、この音楽をどのように感じて表現するのかな。今の君なら。1年後の君なら。10年後の君なら。君の声を思い出しながら、私はいつもそんなことを思っている。君の歌に夢を見るよ、新しい世界に繋がるんじゃないかって、そんな夢を。

歯を見せて笑う写真が(わたし的に)レアすぎるので

お誕生日おめでとう、イリチルのマンネ、ドリムのおにいさん、やかましくて、時に頼もしくて、時にたまらなく愛らしい、腹が立つほど可愛くて、カッコよくて。私の中で「愛さずにはいられない」って言葉がぴったりの君。そして愛され上手の君。なぜそう思うかって?それはへチャンくん、君はきっと愛することを知っているんじゃないのかなって思うからだよ。優しくて思いやりがあって、行動を起こせる、そこにはきっと愛があるんだと、愛することを知っている人はきっと愛されることができる、そういう事も私は君に出会って気付いたよ。

この世に生まれてきてくれてありがとう。そんな大切な日を世界中がお祝いできる場所にいてくれてありがとう。君が飽きるまで、ずっと歌っていてよ。君の歌の、君の歌で見る夢の、そばにいさせてね。


おまけ
私が確実に「あっ沼ったな」と思った動画

最初から愛おしくてしょうがないのだけど、13分あたりからは是非とも見てほしい、これ見て即bubble登録しました

これは当たり前に泣きました、お時間ある時にぜひ…

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