一般人の思考法と物理学者の思考法
科学者と科学研究を知らない一般人では、同じ現象を見ても受け取り方が全く異なる。ここで科学者と書いたが、本当の科学者とは、物理主義を信奉して研究している人物のことである。物理主義とは、この世界の現象はすべて物理法則に従っているという考え方である。 だから、化学や生物学、医学の分野の研究者であっても、その分野の現象も、物理法則に還元されるであろう、という予測を持って研究しているならば、物理学者と同列の科学者ということになる。生命現象に物理法則を認めない医学教育を受けた医師たちのほとんどは科学者ではない。自らは研究らしい研究を行わないのだから技術者でもない、どちらかといえば、修理工に近いだろう。
昔は物理帝国主義などと揶揄されていたが、現在ではこの言葉も死語に近い。しかし、科学研究が進めば進むほど、科学は物理法則に基づく公理的体系であるという認識が強くなっていくことになる。人体にも物理法則が潜んでいるだろうという予測なしに、「量子磁気医学」の研究はあり得なかったのである。
あの病気も、この病気も、磁気だけで治すことができる、といえば、一般人の反応は、医師も含めて、どうせニセ医学に違いない、と決めつける。万病に効くというのは、ニセ医学、詐欺師たちの特徴であるからである。
少数の法則で、複雑で多様なこの世界の現象を記述しようと、挑戦しているのが物理学という学問である。単純な法則で、多くの現象を説明できる理論は、実り豊かな果実を我々にもたらす。しかし、無知で論理的思考を嫌う患者たちは、「量子磁気医学」をバカにすることしかしない。電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法」を読もうともしない。
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