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病気と健康の定義
分子生物学が明らかにしているように、分子機械であるタンパク質分子が生命現象を進行させている。つまり、生体内のすべてのタンパク質分子が正常に機能していれば健康であり、そうでなければ病気ということになる。タンパク質分子の機能は構造によって決まる。
その構造は「構造相転移」という物理変化によって定まる。それは物理法則に従っている現象であるから、病気と健康を物理法則によって定義することになる。物理法則は人類が知る最も確実な知識であるから、それを適用すればほぼ確実な治癒が期待できる。薬物療法など不確実で有効性の低い治療法は、必要最小限にすればよい。なぜ、医学から不確実性を排除しようとしないのか。