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【Gwent ガイド】初級者ガイド:霜デッキでいざランクマッチ!

初級者向けガイド。(ver.9.6)
最初のデッキに「霜デッキ」をオススメしたうえで、その利点、スターターデッキからのアップグレード、動画ガイド、Tips を紹介します。
ただしイチからの説明はしていないので、そうした内容が必要なら別の初心者ガイドを見てください。(参考:グウェント製作部

◆ 初級者のうち、次のようなプレイヤーに向けています
使うデッキ・目指すデッキについてさしあたりの指針が欲しい
・カードゲーム経験者で、手っ取り早く構築できて勝てるデッキを知りたい

◆ 次のようなプレイヤーには合いません
・自分であれこれ使うデッキを悩み検討したい
・勝ち負けにこだわらず色々なデッキを使ってゲームを楽しみたい

霜デッキをオススメする理由

次のような理由から、霜デッキは最初に使うデッキとしてオススメです。
スターターデッキ(モンスター勢力)が霜デッキとして既にある程度かたちになっている
新規プレイヤー向け報酬ツリーが、スターターデッキと相性抜群
少ない資産追加で霜デッキの完成形を目指せる

①、②について。
スターターデッキの時点で一定程度強く、報酬ツリーのアンロックを進めればさらに磨きがかかります。

③について。
霜デッキは完成形と言えるところまでに必要な資産の要求が少ないです。
そして、その完成形となったデッキはプロランク(=順位で争うプレイヤー帯)で使われていてもおかしくない内容になります。
つまり、いわゆる「低資産デッキ」に回り道することなく、ちゃんとしたデッキが手早くひとつ完成するというわけです。

デッキアップグレード計画

新規プレイヤー向け報酬ツリー

チュートリアルを終えたら「報酬手帳」を確認し、新規プレイヤー向けページ(最初に表示されるページ)のモンスター勢力ツリーを進めましょう。

逐次アンロックしながら何度か対戦すれば、スターターデッキ + 最初から所持するカード + ツリー報酬で次のようなデッキが組めると思います。

https://www.playgwent.com/ja/decks/ce81b02df4fb3a1206606428ec9378c3

・《イギャーン》:ツリー報酬
・《エレディン》:ツリー報酬
・《ナグルファー》:ツリー報酬
・《アード・ガイス》:ツリー報酬
・《冬の女王》:ツリー報酬
・《オズレル》:最初から所持
・《寄生虫》:ツリー報酬
・《アイン・エレの征服者》:ツリー報酬

必要資源ゼロで組めるリストですが、経験者が「これなら普通に戦えるな」と思えるようなカードが既に名前を連ねています。

イギャーンオズレル」と呼ばれる動きが非常に強力なので、それだけは覚えましょう。
《イギャーン》をあらかじめプレイしておき墓地に置いておくことで、《オズレル》の間接列プレイが墓地の《イギャーン》捕食で14点になるというものです。

エースカードの追加

さて、ショップから「樽・モンスター」を買えるだけ買って開けましょう。(「鉱石」というリソースを消費します)
狙うは《オーベロン》及び《マムーナ》というカードです。

引けなかったら生成しましょう。「紙片」というリソースが必要ですが、最初はすぐに必要分貯まるのではないかと思います。ちなみに紙片は、報酬ツリーを進めたり、樽で重複カードが出たりすると入手できます。

https://www.playgwent.com/ja/decks/987ba9c96743f9cdf1f3008bb8343a5b

・《オーベロン》:作成(800紙片)
・《マムーナ》:作成(200紙片)
・《氷の巨人》:最初から所持

資源を投入して導入したのは《オーベロン》と《マムーナ》の2枚のみですが、ともに切り札と言えるパワーを持っています。

2枚ともデッキ構築コストが高いため、ここでコストを意識して採用カードの取捨選択を行う必要が出てきます。この調整は悩ましいながら非常に面白いところ。樽から色々なカードが手に入っているでしょうし、色々検討してみるのもいいかもしれません。

《マムーナ》は効果が少し複雑ですが間違いなく強いので、テキストを読んで周りに差をつけましょう。

さらなる高みへ

あとは対戦で勝利を重ねつつ、ブラッシュアップしていくだけです。
報酬手帳を進めたり、樽開けやカード生成を行っていきましょう。

参考となる完成形を3つ紹介します。(プレイヤー敬称略)

「あと何枚か手に入れるだけで組めちゃうな」と感じるかもしれません。
これらリストは、別に初心者向けに採用カードを加減しているわけではありません。勝つために組まれているものです。
そうした構築が初めたばかりのものから近いというのは、最初に霜デッキを選ぶ最大の魅力のひとつと言えると思います。

上記のなかでひとつ推奨するとすれば、 Mya-Mon リストです。
パワーカード《マムーナ》の採用が理由で、強力なポイントスラム(高ポイントプレイ)を比較的簡単なセットアップで行えることは、特に初期の勝ちを容易にしてくれるはずです。

これをゴールとする場合、必要なゴールドカードはあと3枚(※)です。
・《オールド・スピアチップ》:800紙片
・《イムレリス》:800紙片
・《ゲールズ》:800紙片
優先順位を付けるとしたら、《イムレリス》からつくることをオススメしておきます。
(※ 《儀式の短剣》を含むと4枚ですが、これは《戦術的優位》のままで構わないと思います)

さて、これで完成したデッキが手に入りました。
記事現在の ver. では、このデッキタイプはプロランクに到達可能です。

ただ、環境的により勝ちやすいデッキというのは存在するので、そうしたデッキを調べ、対戦を重ねて得たリソースを使って組んでみるのもよいと思います。
というか普通の人はひとつのデッキを使い続けると飽きると思うので、色々遊ぶのが吉。

そんなこんなで対戦していくうちに資産が増えていき、デッキの選択肢は自然と増えていくでしょう。

動画ガイド

あとは「マリガンは――」とか「1Rではこう、2Rではこう、3Rではこう」とか書くのがガイドとしては普通だと思うのですが、実際は百聞は一見に如かずみたいなところがあるのでここで動画に委ねます。
知り合いのボイスロイド実況者にランクマッチを一戦お願いしました。

一戦撮ってよ、とお願いしたら思いのほか気合を入れて解説プレイをしてくれました。各カードを活かしてうまく勝っていると思うので、流れを参考にしてみてください。

ちなみに、この動画を撮っている方は対戦カードゲーム初めてで開始3週間でランク3に到達しています。この部分、書けって言われて書いてるんですが(結月ゆかりっぽい)、霜デッキの地力を表すエピソードではあると思います。

霜デッキ Tips

基本編の見出しを標語として覚えておけばOK。
上達のヒントが欲しいときに内容や応用編を見ればよいと思います。

基本編

  • 霜ターンを無駄にしない

    • 霜は具体的な点数になるのにターンを必要とするので、消化ターンを逆算して無駄にしないようにする

  • エンジン(出しておけばゼロ手で点数になるカード)を早めにプレイする

    • 《征服者》はいつ出しても7点だけれど、《猟犬》は毎ターン +1 なので早めに出すとお得、というような考え方

  • リーダーアビリティは有効なタイミングで使う

    • 霜のリーダーアビリティは強い効果なのでチャージ(回数)は温存するほうが強い

    • 使うタイミングの参考

      • 落としたいユニットをリダアビ絡みで落とす

      • 効果に列指定があるユニットに対処したいとき動かす

      • 他にリダアビを撃つ必要がなさそうで ――

        • 早めに霜を貼っておくほうが強い展開になる場合

        • 《冬の女王》をデッキから召喚しておきたい場合

        • 残りターン的に温存すると霜ターンが無駄になる場合

  • 「支配」を意識

    • 支配関連カードは手なりでプレイせず必ず確認

    • 支配を取っていないときに《騎兵》を出すのは誰しもがやるので、一度やったら二度とやらないように誓う

応用編

  • 手筋

    • イギャーンオズレル」:前述のとおり

    • イムレイギャーン」:《イムレリス》で《イギャーン》を落とすことで、高ポイント・《イギャーン》のデメリット効果を無視・《オズレル》の準備という3得プレイ

    • 後攻イギャーン」:後攻1Rで、イギャーンで返せる点差を維持しつつのらりくらりとプレイし、相手がパスしたら《イギャーン》でラウンドを取る。相手がパスしているのでデメリット効果は無視できる

    • ナグルファーイムレ」:《ナグルファー》でデッキトップを確定し《イムレリス》でドロー

    • トリプル騎兵」:《騎兵》が2枚ともデッキにある状態で《オーベロン》から《騎兵》を生成することで、デッキから2体を喚ぶ複数展開ポイントスラム

    • マムーナプッシュ」:1Rに勝ったとき、《マムーナ》を2Rで使って相手に負担を掛ける動き。相手からすれば複数展開の高テンポプレイでやや対処しづらく、こちら側は圧縮にもなる。

    • ただし、こだわり過ぎてプレイラインを固定しないように

      • 例:トリプル騎兵:1Rに《騎兵》を出せるなら、普通に出して圧縮になる8点プレイとして使うのは自然

      • 例:《イムレリス》:《マムーナ》が必要なタイミングで餌が墓地にいない場合、効果は餌を自然に墓地に落とすのにも使える

      • 例:《オズレル》:対《メルシーヌ》など、前列配置の相手墓地捕食が輝く場合も

  • マリガン

    • 霜には対戦相手やラウンドの状況によって効用が大きく上下するカードが多い

    • 1Rに《オーベロン》や《マムーナ》は基本的に使えないため、1Rで出せるカードの数次第で返すことも検討

      • ただし、後から引ける保証もないのでキープも検討

      • つまり、場合による

    • 短いラウンドの《アード・ガイス》は弱くなりがち。ゴールドカードながらショートラウンドに手札に入ってしまっていれば返すのは普通

      • 霜ターンを無駄にしない概念の延長

      • 罠デッキのような相手でユニットが出てこなさそうな場合も同様

    • ブリック(手札事故)を回避する

      • 《ゲールズ》、《マムーナ》、《騎兵》など

      • 事故の危険がある場合、マリガン回数を残したまま終了も視野

        • ただし、事故を回避しても負けたら意味がない

        • つまり、場合による

  • ラウンド管理

    • 霜デッキの特徴

      • ロングラウンドは基本的に強い

        • しかし、よりロングラウンドに強い相手はいる。性能の高いエンジンを並べるデッキなど

      • カードが温存できているならショートラウンドも強い(《オーベロン》、《マムーナ》、《オズレル》など)

    • 通常は、

      • 1Rに勝ち、2R安全にパスからの3Rロングラウンドは、一応の基本線

      • 1Rに勝ちを譲った場合で2Rに相手がブリーディング(良いカードを消費させるための攻め)を仕掛けてきたら、ショートラウンド向きのカードを可能な限り切らず相手を退け、3Rに勝つ

    • よりロングラウンドに強い相手には1Rを勝ち、2Rにブリーディング

    • ただし、対峙するデッキに対してどういう管理を行うかは経験が無いと判断が難しく、さらに言えば使い手の間でも意見が割れたり(※)するため、難度が高い

      • そのため、まず普通にプレイし、それでダメだった場合は次に変えてみるくらい心持ちで

      • (※)参考として例えば、霜は「超攻めデッキ」であり、(3Rロングを基礎とせず)ブリーディングなどの攻めが基本線という考え方もある(発展的な考えなので説明省略)

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