20220219 ジェイソン氏の本

本を読んだので備忘録
チューリップバブル
当時活発に行われていたオランダでの投資において、チューリップの球根に貴族たちが目を付け、高値でやりとりされる現象。
考えてみればそもそもチューリップ事態にそこまで価値はなくて、チューリップが突然変異して価値あるものになったというよりは周りの人によって勝手に価値をつけられた状態だった。
人々がふと我に返った時に、一切買い手がいなくなりチューリップの価格が暴落。多くの人が莫大な債務を抱えることになったという出来事。

「この価格でいいよ」という人々の思惑によって決められた価値と言う意味では、今の仮想通貨のブームも被る所があるのではないか。
ここから思うのは、本当にそれに価値があるのかどうかしっかりと見定める必要がある。個人的には経済合理性にかなっているかどうかが1つの判断基準になるかなあと。50年後に残っているかを考えるといいのかもしれない。

国もデジタル通貨に向けての動きがあるので、経済合理性にかなっていれば、イーサリアムなんかも将来的には国の政策の一部に取り込まれ、当たり前のもになっている可能性もある。

面白い取り組みだなと感じたのは、子どもたちにお小遣い帳を持たせて置き、年に1回貯金額の10%をボーナスで上げる取り組み。
子どもたちにも年利の考えを浸透させ、余剰資金の考え方を身に着ける為らしい。残高が多ければ多いほどボーナスの額も増える為、自然と無駄遣いがなくなるという。

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