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千葉県警と夜戦をした話

【三里塚強制執行を徹底弾劾する】

 2月15日、本紙でも複数回にわたり報じられていた、いわゆる三里塚闘争において、反対派農民である市東さんの農地収奪がついに行われた。

 強制執行の場所の前を走る県道(通称バス通り)を走る最終のバスが通り過ぎるのを待ち、100名はくだらない千葉県警の公僕共を投入しての強制執行となった。

 階級闘争や権力闘争の絡むこの強制執行は、通常行われるような、執行官による執行宣言は行われずに開始された。テレビ報道では、マスコミ向けに撮影したと思われる映像が見受けられるが、現地では誰1人として、見ても聞いてもいない状況だった。これでは宣言では無く、ただの独り言だ。

「いきなり機動隊に押し倒された こんなやり方があるか!」と市東さんは憤り、現場では権力=支配階級への怒号がこだまする。

 代執行開始時、人は2手に別れていた。代執行敷地内に居たグループと、時間が間に合わなかった等により、蛇腹の壁を隔てた外に居たグループだ。

 権力側は逮捕者を出せない。何故なら、三里塚闘争の波風が立てば、それだけ三里塚闘争を知る人達が増えるからだ。まともな頭であれば、三里塚闘争を知る事によって国家権力の化けの皮が見えて来る。(2面に続く)


1面

(続き)手が出せないのは、他でも無い千葉県警の方だった。蛇腹の壁を押し返し、機動隊を終始圧倒する支援者達、激甚の怒りをもって立ち上がり、武装した機動隊に素手で挑みかかり、こちらがパンチをお見舞いし、警察の装備をはぎ取り、阻止線を各所で突き崩した。機動隊の盾棒、ヘルメットと言った品々が無様にも奪い取られ、打ち捨てられた。

 ある時は、機動隊員を引きずり出した上で地面にたたき伏せたりもしたが、権力の側は安っぽい脅し文句を人形のように繰り返し発声する事しか出来なかった。

 どんなに農地を収奪しようとも、三里塚が反戦・反権力の砦である事は変わり無い。

 我々の闘いは、何ら揺るがない。(中井裕也)


2面

【2・23反戦へ】

 2月23日に東京で一大反戦闘争が行われる。改憲・戦争阻止大行進の呼びかけによるものだ。

 昨年の2月24日に開始された戦争は、ロシアがウクライナをワンサイドゲームで制圧する短期決戦と言う予想を覆し、どころか泥沼化し、一向に終わりの無い状況が続いている。

 この両国の泥沼化した闘いに乗じて、NATOや日本を初めとした各国は、ウクライナへの支援を名目に着実と自国の戦争の準備を進めている。欧米各国が『第3次世界大戦』への懸念から自重してきた欧米製戦車の供与に踏み込み始めたと思えば、岸田は従来防弾チョッキ等に限定していた制限を取り払い、ミサイル等の攻撃兵器の提供にも手を染めようとしている。

 そんな中で、2・23の闘いは米日の中国侵略戦争突入を阻止する歴史的決戦だ。23日のデモに攻め上ろう。

 台湾有事」に米日が全面参戦する筋書き、その為の全土軍事態勢を構築する提言が公然と出て来ている。南西諸島を主戦場とし、中国本土を全面攻撃する戦争が準備されている。それを具体的に推進する為に、戦後史上最大の防衛費、軍事予算も提示した。戦争突入予算を絶対に阻止しなければならない。戦争国会を粉砕し、岸田を打倒する大闘争を叩きつけろ!(無署名)


【反戦新聞 第11号】

 

 

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