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青空

スラムダンクの連載が始まったのは、確か小学校だった気がする。ゴリと花道の1on1は爆笑し、直ぐにハマった。
バスケ部でブルーハーツの少年の詩が好きだった俺は、花道バカな感じが、ジャンプで好きな ろくでなしブルースの大尊っぽかったし、NBA選手に似たゴリのユーイング面は、たまらなかった。

当時 先生に褒められたら、バスケットマンですから。と、バスケ部のみんな言ってた気がする。

インターハイのトーナメントが決まり、山王戦が始まった頃なんかは、毎日ジャンプの発売日になったらいいのにと思ってた。

そういや、その頃、ミッシェルの曲を良く聴いてた。自転車を漕ぎながら爆音で。だからか、あの鳥肌は。映画館で観た山王戦でチバの声が流れてきた時の鳥肌。あれはマジでヤバかった。

当時、周りはハイスタ、Dragon Ashを聞いている人が多かったけど、俺のロック大会のトーナメントを勝ち上がって優勝したのは、ミッシェルだった。あのリズムで、爆音で、あまりメッセージ性のない歌詞に乗せた、チバの声。

夏だったと思う。ミッシェルのライブがあるから行かないかと幼馴染から連絡があって、計画を立てたけど、チケットは買えなかった。
ライブ当日、どうしようもない俺たちは、あるかもわからない、当日券を求めて会場へ向かった。
直ぐ先にある未来は青空だろうか。

会場に着くと同じ境遇だと思う人達が、数名並んでいた。俺たちは、これから始まるライブを楽しそうにしている人達の横で並んで待った。

チケットを持った人達が全員、箱に入った後に、スタッフから並んでた数名全員入れる知らせがあると、並んでた全員の喜びの声が上がった。未来は青空だった。

チケットを買い、階段を上って箱の扉が開くと入れるのかって思うくらい溢れていた。体を横に向け、むりくり入った。ライブは最高で、終わって扉を開いて外に出ると、疲れ切った人達が地べたに座っていた。階段を降り、俺たちはハイタッチをして、感動を分かち合った。チキンゾンビーズ。

2023年12月5日。チバの訃報が届いた。あの忘れられないライブに一緒に行った幼馴染から。

俺たちは、約束をした。
もし、死んだら、またライブに行こうって。
ライブ終わったら、ハイタッチをしようって。
桜木と流川を越えるハイタッチを。

thanks !  


The Birthdayはあまり聴いてなかったから、あの日から毎日聴いてる。ミッシェルの頃よりも、メッセージ性のある歌詞がいくつもあって、何度も涙を溢した。

幼馴染や兄弟、それぞれが10〜13曲を選曲したベストアルバムを共有したりしている。みんな選曲が違ってなんかいい。

俺が選曲したベストアルバムはこれ。

The Birthday - thanks!
1.stupid
2.45 CLUB
3.SATURDAY NIGHT KILLER KISS
4.ROCK YOUR ANIMAL
5.BILLY BLACK
6.なぜか今日は
7.星降る夜に
8.クソったれの世界- COME TOGETHER MIX
9.誰かが
10.愛でぬりつぶせ
11.夢とバッハとカフェインと
12.LOVE ROCKETS
13.OLIVE


awwwtは、誰かが、落としものをしたら、教えればいい。盗まれて放置されてる自転車があれば、持ち主に教えればいい。それだけでいい。それだけで。愛で塗りつぶされた、サービスを目指してます。よろしくお願い致します。


コツコツ貯めて、アンプ集めてバージョンUPをしてる、バンドをやってる友達を真似して、awwwtもコツコツ貯めてOGPを作ってもってバージョンアップ(Xに合わせてつくってもらったので、noteではちょい切れ)。
日々起きている自転車 盗難の発見に役立ちますように。未来が青空でありますように。


文:nobu


27th Jan 2024 Diary

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