〈池内先生の記事リンク集〉中東協力センターニュース


本題に入る前の駄文

いつの間にか、各種リンク集作りが趣味になっているAwiです。

池内先生の記事リンク集を作っていくことにします。
各種媒体に載っている先生の記事を時間を見つけては保存しているのですが、ブログかTwitter(X)で検索すれば後からいつでも見られるものだと油断していたら、既にリンク切れてしているものが多々発生しています。現代の10年なんて、ひと昔…無料で読める記事は、早めに保存しておかなければならないことを痛感。

新潮社のフォーサイトみたいな媒体では、ほとんどの記事が有料会員しか読めないのでリンク切れは起こらないのだろうけど、でもフォーサイトはフォーサイトで、先生の書いたものが膨大すぎて、中東通信以外の過去記事は少々探しにくくなっていたりするんですよね…その辺もまた追ってリンク集作ってみたいのはありますね。
…趣味なので、どうなるかわかりませんけれども。
しかし「趣味」って一体なんなんだろうね…

前置きが長くなりましたが、本題へ。


中東協力センターニュースとは


中東協力センターニュースは、一般財団法人 中東協力センターが出している広報誌です。中東協力センターの設立は1973年。中東協力センターニュースの創刊は1976年とのこと。

中東協力センターのHPトップページ。

昨年が50周年だったそうで、経済産業大臣からのお祝いがドーンと載っています。経産省と繋がりが深いようですね…(あからさまなことは書かないでおこう)。


注意書きのようなもの


▪️中東協力センターニュースは、2015年3月まで紙面で発行されていました。そのため紙面で発行されていた期間のデータは、国会図書館デジタルコレクションのリンクを使用しています。
私が掲載しているリンクの閲覧には、国会図書館に利用登録をしてログインが必要だと思うのですが、どうだろう…私はログアウトしたら見れませんでした。
(国会図書館デジタルコレクションは、ログイン不要で閲覧可能なデータもあります。利用登録はオンラインで手続き可能です)

▪️国会図書館デジタルコレクションは、読みたい部分を「印刷」で範囲するとPDFファイルを作ってくれます。スマホなど小さな画面の機器で閲覧または印刷・保存するならこの方法がオススメ。ただし、自分の利用者番号と氏名と時間などの情報が、ページの一番下部分に(本文を読むには問題はない)デカデカと記載されます。

例として、国会図書館デジタルコレクションの画面をスクショしてみました。
このように、割と本文表示部分が狭いので、リンク開いてすぐ読みたいのならPCが一番ですね。

本文はモザイク処理しています。

スクショ画像、白で2箇所マークしています。「印刷」ボタンは画面右下方向。
注意点としては、左側のコマ番号。本に記載されている頁ではなく、データ処理された「コマ番号」で印刷範囲の指定や閲覧場所の指定をします。
本文は、見開き(本でいうところの2頁分)を1コマと数えます。

▪️中東協力センターニュースは、2015年4月よりデジタル版に移行しているようですが、どういうわけか2015年4月〜2016年3月(2015年度)のデータが探せなくなっています(どのリンクでも404が出ます)。

▪️量が多いので、本文を見栄え良くするためのリンクを埋め込む作業は諦めました。URLを貼りつけただけになっています。


リンク集


2005年4/5月
講演 ブッシュ政権2期目と中東国際政治の焦点
https://dl.ndl.go.jp/pid/12517233/1/5

2012年6/7月
連載「アラブの春」後の中東政治 第1回
エジプトの大統領選挙と「管理された民主化」
https://dl.ndl.go.jp/pid/12516619/1/22

2012年10/11月
連載「アラブの春」後の中東政治 第2回
政軍関係の再編が新体制以降への難関—エジプト•イエメン•シリア
https://dl.ndl.go.jp/pid/12533231/1/24

2013年4/5月
連載「アラブの春」後の中東政治 第3回
「政治的ツナミ」を越えて—湾岸産油国の対応とその帰結—
https://dl.ndl.go.jp/pid/12527709/1/32

2013年6/7月
連載「アラブの春」後の中東政治 第4回
アラブの君主制はなぜ持続してきたのか
https://dl.ndl.go.jp/pid/12531751/1/28

2013年10/11月
連載「アラブの春」後の中東政治 第5回
エジブト暫定政権のネオ•ナセル主義—「1954年3月危機」の再来か?
https://dl.ndl.go.jp/pid/12531750/1/32

2014年2/3月
連載「アラブの春」後の中東政治 第6回
エジプトとチュニジア—何が立憲プロセスの成否を分けたのか
https://dl.ndl.go.jp/pid/12520286/1/39

2014年6/7月
連載「アラブの春」後の中東政治 第7回
急転するイラク情勢において留意すべき12のポイント
https://dl.ndl.go.jp/pid/12517569/1/35

2014年10/11月
連載「アラブの春」後の中東政治 第8回
中東新秩序の萌芽はどこにあるのか—「アラブの春」が一巡した後に
https://dl.ndl.go.jp/pid/12516860/1/25

⚠️リンク先不明…2015年4月、7月、10月、2016年1月

2015年4月
連載「中東 混沌の中の秩序」第1回
中東情勢を読み解く7つのベクトル

2015年7月
連載「中東 混沌の中の秩序」第2回
4つの内戦の構図と波及の方向

2015年10月
連載「中東 混沌の中の秩序」第3回
ロシアの軍事介入による「シリアをめぐる闘争」の激化

2016年1月
連載「中東 混沌の中の秩序」第4回
「サウジ•イラン関係の緊張 背景と見通し

2016年4月
連載「中東 混沌の中の秩序」第5回
エジプト•サウジのティラン海峡二島「変換」合意
ー紅海沿岸地域の安全保障体制に向けてー
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2016-04/josei02.pdf

2016年7月
連載「中東 混沌の中の秩序」第6回
ラマダーン月のテロ続発の思想・戦術的背景
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2016-07/josei02.pdf

2016年10月
連載「中東 混沌の中の秩序」第7回
バーブル・マンデブ海峡をめぐる緊張の高まりとその背景
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2016-10/josei02.pdf

2017年1月
連載「中東 混沌の中の秩序」第8回
湾岸諸国の「アフリカの角」地域への進出ーその可能性とリスクー
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2017-01/josei02.pdf

2017年4月
「ソマリエメン」の誕生?紅海岸の要衝ジブチを歩く
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2017-04/josei02.pdf

2017年7月
シリア分割への道? 競合する停戦枠組み
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2017-07/josei02.pdf

2017年10月
「イスラーム国」後の中東国際政治の焦点となったクルド問題
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2017-10/josei02.pdf

2018年1月
米トランプ大統領のエルサレム首都認定宣言
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2018-01/josei01.pdf

2018年4月
ムハンマド皇太子と「1979年以前のサウジアラビア」
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2018-04/josei03.pdf

2018年7月
「中東」概念の変容—中国・インドの台頭と「西アジア」の復活?
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2018-07/josei02.pdf

2018年10月
ロシアへのシリアの浸透とイスラエルの安全保障
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2018-10/josei02.pdf

2019年1月
トランプ大統領のシリア撤退に適応するトルコ
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2019-01/josei02.pdf

2019年6月
イスラエルの中東地域・国際政治への影響力の高まり
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2019-06/josei02.pdf

2020年1月
トルコのリビア内戦介入と東地中海地域のエネルギー国際政治
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2020-01/josei02.pdf

2020年7月
エジプトの対アフリカ政策の苦境と活路: リビア・エチオピアとの二正面作戦
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2020-07/josei03.pdf

2021年7月
エジプトのナイル流域諸国に対する安全保障外交
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2021-07/josei01.pdf

2022年4月
ウクライナ危機によって顕在化する中東親米諸国の自立化路線
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2022-04/josei02.pdf

2023年6月
経済苦境によって制約されるエジプト外交
https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2023-06/josei02.pdf

リンクは以上です。

本題の後の駄文

2005年4/5月号にて記事化されている第3回「中東時事問題懇談会」なのですが、この前書きには、以下のように書かれています。
“本懇談会は、変転著しい中東地域の最新情報を的確・迅速に把握し、関係諸問題を検討することを目的として、中東問題の専門家・有識者を中心とする関係各位の参加を得て、適宜開催しています。“
最新情報を把握し諸問題を検討するという目的があって、それで池内先生が講師として呼ばれているのに、その後は2012年まで記事掲載に時間がしばらくありました。7年も。不思議じゃありません?

…と、匂わせておいてからの……気になる人は、理由を自分で探してね!(にっこり)。
もう今となっては先生のブログを読んだ人だけの特典(?)かもしれないし、このリンク集を作るにあたってそれなりの労力をかけているので、これ以上は、やーめた!(あの文章は、お気に入りでもあるし)
該当部分は一人で読み返してきました。

そういえば、先生への前後編にわたる攻撃的文章も国会図書館デジタルコレクションで読めます。先生が一人で何と戦ってきたのかがよくわかる…
個人名で書いているのに、どうして出てくる一人称が「私たち」なんだろうな… (一人称とは)
自分が多数派だと認識して書いているということかな…

…思うことはとてもたくさんあるけれど、このくらいにしておきますね。

今後も、中東協力センターニュースから先生の記事は出るだろうなと勝手に思っているので、新着記事があればリンクは都度追加します。

サポートいただいた場合は、すべて先端研ROLESへ寄付します。 ただし、どうも事務手数料その他で15〜20%引かれてしまうらしいのです。もし可能でしたら東大基金へ直接寄付していただくのが最も金銭的ロスが少ないと思います。よろしくお願いいたします。