飯山陽氏の論理②「卑怯者!」第2章より、飯山陽を評価する皆さんを「色ボケ老人」と罵る東大教授、について




はじめに

こんにちは。タイトル入力しただけで疲れを感じているAwiです。
とりあえず最後まで頑張ります…。

今回は、飯山陽氏の「卑怯者!」の第2章•中東を知らない亡国の中東研究者たち、この中の、“飯山陽を評価する皆さんを「色ボケ老人」と罵る東大教授”、という記事について検証していきます。

この部分は、2024年1月4日の動画配信を元に書かれたそうです。

飯山氏を評価する人たちのこと

飯山氏を褒めている方々。以下に列挙しておきます。
⚫︎小堀圭一郎氏(東大名誉教授)…「中東問題再考」
⚫︎苅部直氏(東大教授)…「イスラム教の論理」
⚫︎橋爪大三郎氏(東工大学名誉教授)…「イスラム教再考」
⚫︎加地伸行氏(阪大名誉教授)
⚫︎坂元一哉氏(阪大名誉教授)
⚫︎島田洋一氏(福井県立大名誉教授)
⚫︎高山正之氏(元産経新聞)
⚫︎古森義久氏(産経新聞)
⚫︎長谷川幸洋氏(元東京新聞)

小堀氏の記事は、飯山氏の配信によると、2023年1月3日に産経新聞の正論という欄に載ったそうです。産経新聞も、「ハマス•パレスチナ•イスラエル」を2023年の年末に出版した扶桑社もフジサンケイグループですね。飯山氏は、エジプト在住時代に同グループである、フジテレビカイロ支局員として働いていたそうです。

日本学術振興会HPより

この肩書きが書かれているもの、なかなかWebでは見つけられません。

続いて、苅部氏と橋爪氏に関しては、2018年に毎日新聞の書評にて著書を評価しているとのこと。

加地氏はこちらの内容ですね。月刊WiLL3月号。
この表紙…見たくない人もかなり多いと思うんだけど…(ごめんなさい)、こういうことがあったという記録のために載せておきます。忘れてはいけない事です…
「義によって いかりちゃんに加勢する」だそうです。

高山氏は、共著で本を出していますね。
島田氏とは、WiLLで対談したり、コラボ動画配信も。
長谷川氏もコラボ動画配信。
これ以外の人に関しては、わかりません…

この記事は、「卑怯者!」の109〜116頁までなのですが、飯山氏が「業界」から排除された話と上記の方々に褒められた話を、109〜115頁の後半まで使って語っています。

「色ボケ老人」発言についての検証

上記に書いたように、この記事は大半が飯山氏がどのように貶められたか、または褒められているかというものですが、残り1頁ごろになって、やっと色ボケ老人の話があります。

P115
 ところが、東大の池内恵氏は、暗に長谷川幸洋さんを指して「情動不安定な色ボケ老人」と罵るポストをしました。池内氏は、私を罵倒するだけでは飽き足らず、私を評価したり私と一緒に仕事をしたりする方々をこうした品のない言葉で攻撃します。
P116
 池内恵氏は、こうした錚々たる方々が私を評価している現実が、とてつもなく不快なのでしょう。飯山陽に向けられる賞賛は、自分に向けられるはずだと思っているのかもしれません。だから飯山陽を評価する人は皆、女の「お色気」によってたぶらかされているすぎない「色ボケ老人」なのだと自らに言い聞かせることによって精神のバランを保とうとしているのでしょう、ハイハイ。

以上のように書かれています。
この、「色ボケ老人」については、「卑怯者!」だけでなく、各所で飯山氏が言及しているので、並べてみますね。

2023年12月19日

1分ごろ
東京大学のI教授という人がいるんですけども、その人がですよ、こういうことをポストしていたということを、昨日、人に聞いて知りました。はい、これです。(紙に印刷した池内先生の投稿を画面に見せながら) はい。「情動不安定な色ボケ老人を誹謗中傷で煽動しているユーチューバーに対して、極めて抑制された対応をしてきました。」これね、つまり、いかりちゃんのことね、情動不安定な色ボケ老人を誹謗中傷で煽動しているユーチューバー、というのは、いかりちゃんのことです、はい。これ(情動不安定な色ボケ老人の文字を指しながら)誰か、誰のこと言ってるかというと、これは、ジャーナリストの長谷川幸洋さんなんですよ

2024年1月4日(このリンクは今回の冒頭にも貼っていますが、再掲)

41分ごろ
池ちゃんマンはどう解釈しているかちゅうと、おかしい、あんな奴が評価されるわけないのに、あいつが評価されてる、おかしいおかしいってなるわけ。で、それで池ちゃんマンは、どういうね、答えを見つけたかちゅうと、はっ、そうだ、飯山陽があの老人たちを、色気でたぶらかしてるんだってことにしたわけですよ。すごいでしょ。あいつは無能なのに、色仕掛けで、色ボケ老人をたぶらかしたから、あの老人たちは飯山陽を評価してるんだっていう、そういうことにしてるわけ、池ちゃんマンはね、脳内世界で。で、脳内世界でそう思ってればいいものを、Xで書いちゃってるわけ。色ボケ老人がーとか言って。ちゅうことは、いかりちゃんは、小堀先生も、苅部先生も、橋爪先生も、誰も会ったことないんだけども、(中略) あの大先生たちを、いかりちゃん、リモートでたぶらかして、それによって色ボケ老人たちが、いかりちゃんのことを、色香に、こう、惑わされて、ついうっかり評価しちゃたってそういうことになってるわけですよ。だから、色ボケ老人集団、色ボケ老人軍団みたいなの、こう、いっぱいいるわけ、(中略) 島田先生(註:福井県立大名誉教授•島田洋一氏を指す)、もちろん色ボケ老人軍団筆頭ですよ。色ボケ老人発言をね、元々導き出したのは、長谷川幸洋さんですね、ジャーナリストの方です。長谷川幸洋さんのことを、元々はね、地球防衛隊池ちゃんマンはね、色ボケ老人だというふうに言ったわけですよ。

2024年1月24日

17分ごろ
この色ボケ老人ちゅうのはそもそもどこから来たかちゅうと、こちらですよ、もう一度紹介しておきますが、かの色ボケ老人発言、ここに由来するんですよ。はい、東京大学I教授、去年の12月16日、こう言ってる。「情動不安定な色ボケ老人を誹謗中傷で煽動しているユーチューバーに対して」、いいですか皆さん、これ、いかりちゃんのことですから。いかりちゃんのことを、情緒不安定な色ボケ老人を誹謗中傷で煽動しているユーチューバーと言ってる(中略)で、これはね、誰かちゅうと長谷川さんのことですよ。長谷川幸洋さんのことですよ。文脈上、長谷川幸洋さんとしか思えないわけですよ。あるいは長谷川幸洋さん含めた、多数の方々のことですよ。(中略) だから、この人(註:池内先生を指す)は、いかりちゃんの書いたものを、読んで、いかりちゃんが書いてるものが正しいっていう人とか、あるいはいかりちゃんのことを専門家として呼んで、仕事をね、発注する人とか、あるいはいかりちゃんに原稿を依頼する人、いかりちゃんに講演を依頼する人、そういう人たちは全員色ボケ老人だってことにしてるわけ、この人の脳内世界でね。

2024年1月26日

4分ごろ
これも加地先生のね、書いてらっしゃる、寄稿のね、このタイトルがこれですよ「老生も色ボケ老人派か」と。これもう、痺れますよね。俺? 色ボケ老人? 俺も色ボケ老人かな?っていう、そのセンスですよ、これ。
17分ごろ
さっきほら、加地先生がね、「ワシは、ワシは色ボケ老人かのお」とか、言ってたじゃないですか、加地先生、色ボケ老人。この色ボケ老人ちゅうのはそもそもどこから来たかちゅうと、こちらですよ、もう一度紹介しておきますが、かの色ボケ老人発言、ここに由来するんですよ。はい、東京大学I教授、去年の12月16日、こう言ってる。「情動不安定な色ボケ老人を誹謗中傷で煽動しているユーチューバーに対して」。いいですかみなさん、これいかりちゃんのことですから。(中略) でね、こういうこと言ってきた。で、これはね、誰かちゅうと長谷川さんのことですよ。長谷川幸洋さんのことですよ。文脈上、長谷川幸弘さんとしか思えないわけですよ。あるいは長谷川幸洋さんを含めた、多数の方々のことですよ。だから、あの加地先生もね、「ワシも色ボケ老人かな」、つまり、つまりだから、いかりちゃんが、色ボケ老人をね、たぶらかしてるってわけ。

note情報はこちら。

飯山氏は、“色ボケ老人”という単語を、Twitter(X)、YouTube、note、そして書籍にて繰り返し使っています。

ここで、事の発端を時系列で確認してみましょう。

12月16日午後0:19 池内先生の投稿。

これに反応したのが長谷川氏(@hasegawa24)。
同日午後5:18の投稿。池内先生の投稿から5時間後ですね。

これを受けて飯山氏の投稿。同日午後6:50の投稿。

こんな流れです。

さて、長谷川氏は、
“私の個人名が言及されたポストについて「すべて高齢化問題なのでは」とリポストし”、とあります。まずはこれを見ましょう。

同日午後4:04 池内先生の投稿。

はい、書いておられますね。

では次、
“同日の別ポストで「情緒不安定な色ボケ老人を誹謗中傷で扇動しているユーチューバー..」と記されています。私には、私が「色ボケ老人」と中傷されたように思いますが、いかがなものでしょうか”

とあるので、ここを考えてみます。

色ボケ…の投稿が午後0:19。高齢…の投稿が午後4:04。4時間ほどのタイムラグがありますね。
この日先生の投稿数はかなりものすごい量でして(註:土曜日でフリーだったんだと思われますが)、先生の投稿だけ並べて眺めると、この二つの投稿の間には別の投稿が24個あります。この間、ほぼ誹謗中傷の対応をしておられました。

ちなみに以下のようにsinceとuntilを入力して、「最新」欄で検索すると時系列で出てきます。この検索結果は、最新の情報ほど上に出ます。
私の言及を疑う人は各自検索して確認下さい。
(日時設定について。日本時間では検索されない設定になっているらしいので、私は指定日の前後2日分入れて検索するのが習慣になっています)

以上のように、長谷川氏が指摘した投稿は前後していません。投稿が並んでいたら、パッと見た時に自分のことかな?と感じてしまうのもわかりますが…一体?

「高齢」から、「老人」、というワードが結びついて、自分のことだと思い込んでしまったのか…?

池内先生の「色ボケ老人」投稿が、長谷川氏を指したものではないという検証については、文字起こし班さん(@NbUPxcmseXTs3wf)が丁寧に行ってくださっています。2024年1月28日の【「色ボケ老人」とは長谷川氏でないことの証明をします】というスレッド。

経緯を追っていくと少々長いので、ピックアップします。
とあるアカウントが、「飯山氏よりも池内先生の発言のほうがひどい」という内容のことを言い始め、その一連の流れで、先生が「色ボケ老人」という言葉を使ったわけですね。

ここの文脈では、長谷川氏に関係する情報は何もありません。


そしてこれは2024年1月7日、池内先生の投稿。

先生は、“飯山氏のアカウントに見苦しく擦り寄る初老男性アカウントが続出したことについて書いた”と投稿されていますし、文字起こし班さんが一連のスレッドを書く中で、当事者が現れて、
“あの使い方(飯山氏の動画内容)は流石にダメですね。俺に言った言葉を長谷川氏に当てた言葉のように使ってる”
と、リプライを書き込んでいます。この当事者は、“色ボケ老人”について、自分に向けて言われた言葉であって、長谷川氏に宛てた言葉ではないと認識しています。

2024年1月28日投稿


以上のように、先生と当事者間では共通の認識で一致しているのです。

長谷川氏は、上念司氏(@smith79000)など、あなたの認識は違いますよと助言をする人が何人もいたにも関わらず、どうしてか全く反応しないんですね。

飯山氏はずっと言及を続けており、やめる気配は全くありません。

このことからは、長谷川氏も飯山氏も、事実がどうであれ、
“池内先生が長谷川氏のことを「色ボケ老人」だと決めつけて侮辱した”
という認識のままにしておきたい、これを変えることはできない、変えたくないとしているとも言えるのですが。
どうしてかな。わかりませんけれど。

ここで余談ではありますが、こちらが長谷川氏×飯山氏のコラボ配信を検証した記事です。
この「色ボケ老人」の話が出る前日の配信。お二人、たくさんROLESについて語っておられます!
そして、お二人の話の内容に誤認識や誤情報があったので、これはAwiがかなり頑張って正しい情報を書きました。未読の方は是非。


さて、長谷川氏と飯山氏の認識はともかく、池内先生が長谷川氏について色ボケ老人と言っていないことはわかりました。

でも、長谷川氏も飯山氏も認めようとしない理由については、他に情報がないので、これ以上の検証は不能です。
検証は以上です。

おわりに

色ボケ老人については、すごく意地悪な見方をすると、池内先生のこの投稿を受けて、直接自分に対して言われているわけでもないのに「俺のことを色ボケ老人というのか?!けしからん!!」と憤慨する人がいるのなら、それはその人自身が、あかりちゃんの見た目につられて擦り寄っているという、何か後ろめたいような自覚がある、ということではないのかな、なんて思ったりしています。

中には加地氏のように、自分も色ボケ老人であるなら面白いと、明るく受け止める御仁もいらっしゃるわけですが。
もっとも、加地氏は、飯山氏側の情報を見ただけで、池内先生の主張を一切見ていない可能性がありますけど…。

ファン交流も、案外楽しそうですね。


最後に。
これは、すごくどうでもいいことなのですが、2023年12月16日の池内先生の投稿を眺めていて発見しました…

懐かしいなあ…私のこのTwitter(X)アカウントって、元々、知り合いが全くいないROM専用アカウントだったんですよ。
あの時、誹謗中傷の数が本当に酷くて、ROLESに対するデマも拡散されて、対応がものすごく大変な状態だったのに、池内先生は膨大な情報の中から私の投稿を見つけてくださったのだなあと、改めてしみじみとしています。

あの日があって、今のAwiがあるわけですからね…

初心忘るべからず。

…というわけで、長くなりました。今回も最後までご覧くださり、ありがとうございます。
頑張らなきゃ。

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