先生になってよかったと思う瞬間
先生になってよかったと思う瞬間をぎゅっと閉じ込めたくてつくりました
朝、誰もいない静かな職員室 生徒たちの顔を思い浮かべながら、教材研究をするとき
シールを辞めて、今度はスタンプを買いにいくとき
どのシールを貼るかで、生徒同士のケンカがはじまってしまったとき
生徒のプリントに貼るシールが決められなくて、文房具屋さんで座り込むとき
休日にばったり、おめかししている私服の生徒にあったとき
「先生達もお菓子を食べることがあるのですか?」と生徒に真剣な眼差しで聞かれたとき
休日に学区内のコンビニで真剣にお菓子を選んでいたら、生徒にじーっとみられていることに気が付いたとき
突然の夕立、教室が雨の匂いにかわるとき
生徒が教頭先生の物まねをしているのを見かけてしまい、とても似ていたとき
生徒との紙飛行機対決にどうしても勝ちたくて、理科の先生の力を借りるとき
「おたくの生徒がうるさい」というクレーム電話に、元気いっぱいなのはうれしいなとこっそり思いながら謝るとき
職員室に来た生徒に「失礼します。○年○組の○○です。○○先生をお願いします」と呼び出されるとき
ベランダに植えたゴーヤの芽がでたことを生徒が教えてくれたとき
気持ちよさそうにうたた寝をしている生徒をそっと起こすとき
ぽかぽかやわらかい日差しが差し込む五時間目、窓側の生徒が気持ちよさそうに寝ているのをみつけたとき
前の授業たのしかったんだろうなと気配でわかるとき