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リアルに会うことの価値 (35/365)

今週は技術系のリアルイベントがあったので、参加してきました。やはりリアルイベントはいいよなぁと思ったので書き留めておきます。

コロナ禍で、一時リアルイベントは全面的に中止されました。その結果、ウェビナーなどリモート開催が普及しました。これにはよい面もあって、なにより、ITリテラシーが向上したので、気軽にリモートイベントを開催できるようになりました。

個別のミーティングも、リアルに開催される場合でも、デフォルトでリモートチャネルが用意されるようになったので、無理に出張しなくても、参加できる自由が得られました。

すでに気心の知れた仲間であれば、例えば定例ミーティングや進捗会議の類は、チャットとリモート会議で十分に思えます。

しかし、イノベーションを起こすためのリモート会議はどうにも機能不全を感じます。バーチャルホワイトボードを使ったりもしますが、いまいちです。リアルな会話を超えることはできません。

イベントも同様で、そもそもイベントって、新しい着想を得るために行くことが多いので、

「偶然の出会い」

に期待しますし、

「深い話」

を聴きたいです。

というわけで、今回久しぶりにリアルイベントに参加して、「やっぱリアルイベントっていいなぁ」と感じたことを紹介します。

表情をみながら話せる
対面の会話になりますので、ちょっとしたしぐさや表情を感じながら話すことができます。時計を気にしながら話している人はもう心が次のアポイントに向いているでしょうし、後ろから、「お久しぶりです」と屈託のない笑顔で声をかけてくれた人は、本当に話したいことがありました。

偶然の出会いがある
やはりリアルイベントの醍醐味は、予想しない出会いです。市場で掘り出し物を見つける感覚です。よく事前に参加企業を調べてアポをとり時間をすべて埋める人がいますが、ぜひ少なくとも3割は何も決めない時間を作ってぶらぶらすることを勧めます。ランダムウォークです。

事実、私は会場に入る時は、マップは見ずに「よい出会いがありますように」と一礼してからおもむろに歩き出します。実際この方法で、その後プロジェクトまで発展しそうな出会いがいくつかありました。

ネットワークがつながる①
今回のイベントはランチに軽食が配られました。知り合いのAさんとランチ会議をしようと丸テーブルについたら、偶然別の知り合いのBさんがいました。早速BさんにAさんを紹介したところ、「ちょうどよかった。実はAさんに相談したいことが」となり、ひとつ案件がまとまったようなのです。

ネットワークがつながる②
少し意図的につなげることもやってみました。私の知り合いの方数人をお誘いしてちょっとした夕食会を設定したのです。もともと同じイベントに参加する方々ですから当然共通項は多く、すぐに打ち解けて話も盛り上がりました。チャットも立ち上げて、なんか同窓生の雰囲気すら感じます(笑)

イノベーションを起こすには、偶然を活用することがとても大事です。不特定多数の人と直接会って深い話ができるリアルイベントは貴重な機会ですよね。もちろんITが進化してVRイベントなども生まれるでしょうけど、リアルイベントには代えがたい価値が残ると考えています。

意図的に偶然を活用する、という考え方は、計画的偶発性として知られています。計画的偶発性については以下の記事でも取り上げました。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。





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