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2020年7月新型コロナウイルス感染【発症から陽性判定まで】

オミクロン株が猛威をふるい始めましたね
詳しいことは専門家の話を聞くとして
新型コロナウイルス感染者として
私の体験談を書かせて頂きます

週に2度、各1時間程度の外出で感染※自転車移動のみ


私が新型コロナウイルスに感染したのは
2020年、7月下旬でした

昨年ではなく、一昨年です
オミクロンの前、デルタ株よりも前
名もなき最初の株に感染したのです

当時の大阪の感染者数は270人程度
PCR検査を受けた10人に1人が陽性
そんなレベルの時でした

6月に在宅ライター仕事を終え
のんびりしつつも時間に余裕ができたので
近所のドラッグストアや
スーパーには買い物へ出かけていました

それも、週に2度程度
自転車で行ける範囲のみでした

そんな行動範囲の私が感染したのです

感染までの日常生活


大阪はいち早く緊急事態宣言が出され
3月から小学校は休校となりました

その休校が解けたのが5月中旬

初めての緊急事態宣言中は
なるべく外出を控え
最大10日間家から出ない
なんてこともありました

それ以外も1週間に一度、外を散歩する
そんな程度の外出でした

子どもたちは学校へ行き始めたものの
イネ科の花粉症を持つ私
5月は花粉症のピークです

梅雨入りで少し治まり
梅雨明けで完全に大丈夫になる

そんな状況なので
子どもたちが学校へ行くようになっても
私の引きこもり生活は変わりませんでした

6月も花粉症と梅雨のWパンチで
まったく外出する気が起きず
必要最低限の外出にとどめておりました

そして、7月
天気も良くなり、花粉症もマシになったので
「そろそろ出ないとヤバいかも」と
少し予定を入れ
少し外出するようになりました

それが、週二回、自転車利用での
スーパー、ドラッグストアへの買い物でした

首が痛くて寝込む日々

6月下旬ごろ、首コリが酷くなり
気分が悪くなる事態に

でも、てっきり肩コリが酷くなっただけと思い
特に病院へも行かず
マッサージチェアやストレッチポールで
お茶を濁していました

ただ、恐らくですが、
この時すでに、免疫力が物凄く下がっていた模様
※もちろん、この当時は【免疫力】なんて
一切気にしていませんでした

基本【パニック障害はあるけれど健康体】と
思っていたんですよねー
コロナに感染するまでは

免疫力が下がってはいたけれど
6月はほとんど出かけていなかったので
私の体調はまだ大丈夫でした

マスク・手洗いをしていても感染

もちろん、人並みに感染症対策は行っていました

出かける時は不織布のマスクをして
帰って来たら手洗いをして

それなのに、近所への外出だけで感染しました

私の感染がわかった時
周りは思いました

「家族からの感染ね」と

だって、私よりはるかに外出していたから
学校に仕事に普通に出かけていたから

でも、濃厚接触者検査で
家族3人とも陰性

正真正銘、私が近所でもらってきました

まずは副鼻腔炎を疑う


当時は(ばかりでゴメンなさい。一昨年なので
今とはかなり、状況が違うと思うので)、
外出もしていない人間が
発熱だけで保健所経由のPCR検査は受けられませんでした


本人が危機感を持ち
「受けたいです」と猛烈にアピールすれば
受けられたのかもですが

私は違っていました

これだけ外出していない私が感染するならば
世の中の人、もっとみんな感染しているはず

そう思っていたので
発熱しても
またいつもの副鼻腔炎だと思っていました

というのも、私は出産を機に
年に数回、副鼻腔炎で
高熱を出すようになっていました

39度近くの高熱
そのため、その時の高熱も
副鼻腔炎だと思っていました

だって、咳も出なかったし
味覚、嗅覚もあったし

しつこいようですが
どこにも出かけていなかったし

PCR検査を受けるまでの経緯


高熱(38.6度)が出たのは1日だけでした
金曜日に発熱し
翌日は37.6度まで下がっていました

時間帯によっては36.8度になることもあり
とりあえず、週末なので病院へは行かず
自宅でゴロゴロしていました

上がったり下がったりを繰り返しながらも
完全には下がり切らないので
月曜日に病院で薬をもらうことに

ひとまずかかりつけに電話をし
「来ても何もできないから、
薬だけ誰か取りに来る?」と言われたので

面倒くさがりな私は、夫にお願いして
私は受診を見送りました
(結果的に行かなくて良かった)

内科でロキソニン等をもらい
体調もマシになりました

洗濯もできる、掃除もできる
ご飯も作れる、ご飯も食べられる

それでも熱は下がりません

発熱から5日後、嗅覚が鈍くなってきました
普通ならばこれで焦るのですが
これまた私のアルアルでして

副鼻腔炎やインフルエンザで高熱が出た後
嗅覚がなくなることも、多々あったのです

ですが、今度は一応、保健所に電話

「金曜日に熱が出て、一週間経ったんですが
今度は嗅覚がなくなってきました
でも、副鼻腔炎だと思うんですよねー」

保健師さん「よくなるのでしたら副鼻腔炎でしょうね
耳鼻科に電話してから、受診してください」と言われ
今度はかかりつけの耳鼻科に電話

前回、インフルエンザの後に嗅覚なくなり
熱が下がってから処方してもらった
抗生剤を出してもらおうと思ったのです
(その時も内科の数日後、耳鼻科受診)

でも、電話で受付の方に「無理です」と断られました
「熱がある状態で受診は無理です」と
「そこを何とか、前回と同じ薬だけでもお願いします」と
粘ったところ

「薬だけなら出せます。別の人が取りに来てください」
と言われ、翌日休みの夫へお願いするつもりでした

その際電話で
●金曜日に38.6度を出した

●今も37.6度が出たり下がったり

●嗅覚がない
は伝えておりました

電話を切ってから数分後
耳鼻科より折り返し電話がありました

出ると、受付さんではなく
いつも診てくれる先生でした

「白川さん、保険適用の自費になるけど
病院紹介するからPCR検査受けてみる?」との事でした

私はビックリしました
だって、あんなに出かけていないんですよ
それなのに、そんな事ってあります?
PCR検査を受ける決断ができない私

そんな私にも耳鼻科の先生の

「副鼻腔炎で1週間、37.5度超えることはないよ」

は響きました
先生がそう言うならば、怪しいよね
私の心のよりどころは
「コロナじゃなくて副鼻腔炎」だったので

先生の言葉でPCR検査を
受けることを決断しました

PCR検査とCT検査を受ける


かかりつけ耳鼻科は自転車5分ですが
紹介された病院は車で15分でした

耳鼻科から検査病院へ連絡が行き
検査病院から直接私に連絡が来ました


本来ならば当日すぐにでも、との事でしたが
これまた頼み込んで、翌日の朝イチになりました

それも具体的な時間は知らされず
「だいたい10時頃に電話します
電話が来たらすぐに出られるように
準備をしていてください」との事です


不安を抱えながらの就寝
特にしんどさも感じず寝て
起きてしゃべろうとしたら

急に咳が出たのです

のどが痛い とか
のどが引っ掛かる とか一切なく

しゃべろうとしたら
ノーモーションで咳が出ました

(あっ、この咳を私は知っている)

肺炎だわ。。。

私は小学校2年生の時
肺炎にかかったことがありました

近所の小さな小児科で診てもらっていたので
入院までは至らなかったのですが
とにかく咳が辛くて

その咳の辛さを身体が覚えていました

咳が出た瞬間
「あっ、これ肺炎の咳だわ」と
身体と脳が思い出しました

肺炎の症状が出たことで一気に不安になった私
電話がかかってきたので
いざPCR検査へ出発

夫は「まあ大丈夫っしょ」って感じでした
私は夫に伝えました

「この咳はヤバいと思う
俄然、コロナの可能性が上がりました」と


到着してから、建物の外で
鼻に棒を突っ込まれたPCR検査
建物入ってすぐにCT室があり
あっという間のCT検査

検査後、検査をしてくれた先生が言いました
「あー、これ陽性の可能性高いねー
肺に影があるのよね
コロナの影やと思う」と

外に出た時も
「陽性の可能性高いから
唾液検査もしといてー」と
先生は明るく言いました

その他のスタッフさんはピリピリですが
CT検査してくれた防護服を着た先生は
とても明るく優しかった

「どこへも行っていないです」と
訴え落ち込む私に

「大丈夫やから。仕方ないことやから
落ち込まなくていいからね
あなたが悪い訳じゃないからね」と
優しく語りかけてくれました

帰りに夫にも「陽性の可能性が高いので
車の窓を開けて、帰ったら家族も隔離で」とのお達しが

病院からは
「陰性の場合のみ病院から連絡
陽性の場合は保健所から連絡があります」と言われました

追加で「もし陰性だったとしても
肺炎にはなっているので
その際はウチで診ますので
また、連絡ください」と言って頂きました

検査は午前中
午後3時頃、病院から電話

「陽性でした」と

本来ならば病院からの電話はないはずなのですが

「もし、急変したらウチに電話をください」
「ウチで診ますので」とのために
わざわざ電話してくれたみたいです
(皆さんに連絡があるかはわかりませんが
恐らく私は肺炎の症状が出ていたので
急変を危惧して電話してくださったのかな?と思います)


でも、急変がわからない
すでにプチパニック
どこに電話していいかもわからない
(電話は携帯からかかってきたので
折り返しなのか、代表なのか)

それらにも優しく答えてくれました

●代表番号で大丈夫。わかるようにしておく
●寝ていてもツライ、起き上がると息苦しいなど
今と状況が変わったら電話してきて

との事

後は保健所からの電話を待つのみでした
この時、発症から8日が経っていました







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