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オンライン英会話を月300回受講した。

ニートに与えられた暇という特権を利用してオンライン英会話のネイティブキャンプを月に300回受講してみたので色々と感想を綴りたいと思います。

受講証明書なるものがダウンロードできた。

動機

英語学習を目的に5か月ほどフィリピンと欧州で生活した結果、自分に足りないのは圧倒的にスピーキング及びリスニング能力だと気付きました。

海外留学の継続も考えましたが欧米ではグループレッスンが主流で会話の機会が限定されるためスピーキング能力の向上には時間が掛かると判断し、マンツーマンが主流のフィリピンに戻ることを考えました。

ただ、フィリピン留学でフィリピン人講師とマンツーマンの授業を受けるならオンライン英会話でフィリピン人講師とマンツーマンの授業を受けても同じではないかと考えた結果、ひとまず1か月はオンライン英会話に集中してみようと考えた次第です。

条件

数字的目標として月に25分授業×300回の受講を設定しました。
300回という数字はフィリピン留学での授業を1コマ50分と仮定して1日に7コマ受けると一月における授業時間がほぼ同数になるため300回を目標に設定してみました。(学校は週5日で計算)

11月はちょうど30日でしたので1日平均10回受講したことになり、時間にすると1日平均4時間18分程度ということになりました。
ただし、用事がある日もあり毎日コンスタントに10回というのは難しいため、1日12回を目標にして受講しました。

効果

ペラペラとは程遠いですがフィリピン人講師との会話に限れば8割ほどはコミュニケーションに支障がない程度にはなりました。

とは言え本チャレンジ開始前から多少は話せたため劇的な変化はなかったと思います。と言うより英語に限らず何でも同じですが、自分のレベルが上がるにつれて成長速度が明らかに遅くなり日々成長しているのか分からない状態に陥りますが私はちょうどそこに差し掛かっている気がしています。

ただ、無駄だったかと言うとそんなことはなく、当初に比べれば言いたい言葉や文章がスムーズに出てきたり会話の引き出しも増えたと実感しています。
しかしながら次のステップに進むためには別の学習方法やネイティブとの会話の機会を増やす等の工夫が必要と考えています。

オンライン英会話のメリット

・費用が圧倒的に安い
6,480円で129時間もマンツーマンレッスンを受講したため1授業21円という驚異のコスパを叩き出しました。

フィリピン留学では交通費等を含めれば少なくとも30万円以上は掛かるため比べ物にならない安さです。

・好きな時間に受けられる
24時間いつでも(日曜深夜のみメンテナンスで利用不可)受けられるため自分の都合に合わせて受講出来ます。

ただ、逆に言えば誰に強制される訳でもないためサボろうと思えばいくらでもサボれます。

自主的に勉強出来ない人はフィリピンに行って強制的に授業に出席する環境を作るのも一つです。(それでも親の金で来ている若い子の中には頻繁にサボってる奴もいましたが。)

・日本で生活できる
めっちゃでかいです。
異国にいると何かとストレスが掛かりますが日本にいればストレスフリーです。
海外に行って日本って本当に最高の国だなぁと心の底から実感しました。
個人的に日本の良いところベスト3を挙げるならば以下です。

1,ご飯の美味しさ
2,街の清潔さ
3,人々の控え目な性格(特に欧州では自己主張の強さに面喰いました)

オンライン英会話のデメリット

・得られるものが語学力のみになる
海外に住むと短期間であっても様々な異文化を体験出来ます。
日本と異なる衣食住を経験したり、日本では信じられない様なトラブルを目の当たりにすることは人としての視野を大きく広げる素晴らしい体験になります。

私は人生で一度くらい海外で生活してみたいと常々考えていましたので計5か月程度とは言えかけがえのない体験となりました。
もし言語を学びたいだけであれば日本国内で十分だと個人的には思います。

・システムトラブルが起きる
オンラインではネット回線をはじめとしたシステムトラブルで授業が開始出来ない、音声が聞こえない、授業が中断する等のトラブルがどうしても発生します。

・講師の質にばらつきがある
私は評価が4.97以上のみの講師を選択しましたが、態度が悪かったり、教える気がなかったり、一番驚いたのは食事をしながら授業していたりとんでもない輩が稀に登場します。
フィリピン留学で選んだ学校は真面目な先生達ばかりで教員免許の所持が義務だったため講師の質ではフィリピン留学が圧勝です。

フィリピン人講師の質

私はプレミアムプランという非ネイティブが講師となるプランで契約しており全授業をフィリピン人講師で受講しました。
ただ、ネイティブキャンプは講師と名乗っているものの採用に際して教員免許の保有を条件としている訳ではなく、大半の講師は言ってみればただ単に英語がそれなりに話せるフィリピン人です。
つまり英語指導のプロではないため教えることに関しては特段のスキルがある訳ではありません。

例えば外国人に「日本語の"泳ぐ"と"水泳する"の違いは何ですか?」と聞かれた際に瞬時に使い方の違いを説明できる日本人はどれだけいるでしょうか?
両方同じと教えると「魚が海で水泳しています」という変な日本語を使ってしまうらしいんですね。
この文章を作る日本人はいないと思いますが、"泳ぐ"と"水泳する"の使い方の違いを理論立てて区別している訳ではなく感覚的に違うと知っているからこんな文章を作らない訳です。
何が言いたいかというと「日本語を話せる」と「日本語を教えられる」は全く別の能力だという話です。

フィリピン人講師の話に戻ると彼らはあくまで「英語を話せる」だけであって「英語を教えられる」訳ではないのです。
私は中級と上級の間くらいのレベルのため基礎的な質問はなく文法の話、品詞の話、似た単語の使い方の違い等々をよく質問しましたが、満足のいく回答を得られるケースは極めて少なく、それっぽく回答されたものの腑に落ちないため授業後に調べると全く違う説明をされていたというケースも少なくありませんでした。
つまりアウトプットの場としてオンライン英会話は効果的ですがインプットの場としてのオンライン英会話は少なくとも中上級者以降の方には効果が薄いと感じました。
先に申した通り私はスピーキング能力を向上させるアウトプットを目的としていますので相応の効果はあったと思います。
なお、初級者の方であればインプットの場としてもオンライン英会話は効果がそれなりにあると思います。

語学留学を検討している方へアドバイス

大前提として最低でも中学レベル、できれば高校レベルの英語力を身に着けてから行った方が良いと思います。
たまに「英語力ゼロの私が海外留学してみた」的な動画を目にしますが英語力ゼロの人間が英語で英語の勉強をするのは非効率極まりないです。
そのレベルであれば日本語で英語の勉強をした方が理解しやすいため日本で基礎を固めてからで十分です。
大切な時間とお金をかけて海外留学する訳ですから、英語で英語を学ぶ土台を作ってから海外留学した方がより良い効果が期待出来ます。

また、留学前にオンライン英会話でも駅前留学でもなんでも良いですがスピーキングとリスニング能力を向上させることをお勧めします。
語学留学する多くの日本人は文法が出来るが故にクラス分けテストで高得点を叩き出した結果、高いレベルのクラスに振り分けられて周りのレベルに全くついていけないという事態に陥ります。(例に漏れず私も苦労しました)
欧州人、中東人、南米人、アフリカン達の文法知識は大したことないですが何故かスピーキングとリスニング能力は有しています。
日本人の私からすれば文法の知識を知らないくせに何故そんなに喋れるのか不思議でならないのですが、彼らからすると日本人は素晴らしい文法の知識があるのに何故そんなに喋れないのか不思議でならないそうです。
日本の英語教育が文法に全ベットしているためこんな現象が起きる訳ですが、渡航前に少しでもスピーキングとリスニング能力を上げておけば自分の不甲斐なさに絶望する頻度も少なくなるでしょう。(この不甲斐なさを原動力に努力するのも一つではありますが。)

あと、ボキャブラリーを増やして下さい。
英会話が上手くいかない時、その原因が英語を話す or 聞くことに慣れていないためか、単語を知らないためかを考えてみると良いです。
もし根本的に単語を知らないのであれば話しようも聞き取りようもありません。
中級者くらいになると単語学習を疎かにしがちですが、単語は基礎中の基礎で本当に大事です。
SNSでフレンズとかのドラマを見まくるとリスニングに良いとか、TED Talksは無料で良いとか目にしますが、あれは上級者向けの学習方法です。
初中級者がやってもボキャブラリーが少なすぎてついていけずに挫折する可能性が高いと個人的には思っています。
この学習方法自体を否定する気はありませんが、自分に合った適切なレベルの学習方法を選択することをお勧めします。

最後に、フィリピンと欧州留学を経験した身からすると留学先としてフィリピンはお勧めです。
何と言っても安価でマンツーマンレッスンを大量に受けられるという最大のメリットがあります。発音が…といった意見もありますが発音どうこう言えるレベルで英語を喋れるのであればまだしも、碌に喋れないのであればマンツーマンでみっちり話す基礎を身に付けることが最優先です。
話せない人間が欧米でグループレッスンを受けても自己主張の強い外国人に圧倒されて何も話せずに地蔵として授業が終わるのを粛々と待つことになるのが関の山です。
そんな時間を過ごしても英語力は伸びず、代わりに愛想笑いのスキルが格段に伸びるだけです。

本記事が皆様の英語学習の一助になれば幸いです。

P.S.

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あと、本記事を読んでフォローして下さる方が稀にいますが、基本的にはアイドルのライブに行った時に備忘録代わりでレポートを書いているだけのオタクです。
英語学習に役立つ記事なんてほぼなく、新作が届きましたという通知メールで開いてみたら興味もないアイドルの記事だったという事態が想定されますのでフォローする際はくれぐれもご注意下さい。


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