子宮筋腫手術・正常胚の移植準備2024年8月~12月(1)
41歳から生殖医療を始め、人工授精を2回し、その後ステップアップして顕微授精に取り組んでいます。初めての採卵で凍結した胚4つのうち3個でうまくいきませんでした。まだ凍結胚は1つ残っているものの、PGT-Aを行いたく、2回目の採卵をしましたが、凍結胚は1個という結果でした。半ばあきらめていましたが、なんとそのなけなしの1個がPGT-Aの結果、正常胚だとわかりました。正常胚を大切に移植するために、子宮筋腫の手術を受けてから、ベストな自分で次の移植をします。
これまでの経緯はこちら↓
①2024年1月採卵 胚盤胞4つ凍結
②2024年3月 胚移植 自然周期→陰性
③2024年4月 胚移植 自然周期→陽性→胎嚢確認後6W自然流産
④2024年7月 胚移植 自然周期→陰性
⑤2024年7月採卵 胚盤胞1つ凍結→PGT-A結果待ち
⑥2024年8月 胚移植 ホルモン補充周期で準備→PGT-A正常胚1つが得られたので移植ストップ
⑦【今回】2024年8月後半~12月ごろ移植準備、9月子宮筋腫切除手術
前回までにホルモン補充周期での移植をキャンセルし、PGT-Aで得られた正常胚の移植準備を確実に行うため、いったん子宮筋腫手術をすることが決まりました。ここから長い待ち時間と、もしかしたら辛い入院・手術の医療があるかもしれませんが、前を向いてがんばっていこうと思います。
手術前の検査と輸血用自己血
手術前の検査としては次のものがありました。
①採血
②採尿
③MRI
④心電図
⑤X線
そして準備として、輸血用の自己血300ml貯血もありました。
1型糖尿病の医師からの周術期管理についての紹介状ももらってほしいと言われました。また手術を行う山王病院でも糖尿病の医師の診察があります。
はじめてのMRIは、楽しめたポイントと大変だったポイントがあります。
まず、MRIという物自体がまったく未知だったのですが、浦沢直樹先生原作のPLUTOでロボットが作られるシーンがありますが、自分がロボットになって、改造されているような気持ちになりました。これは楽しかったです!リズミカルな大きい音が鳴ったり、ポワー!とでかい音が鳴ったりと、不思議な体験でした。30分機械に入っている間いつの間にか寝てしまっていました。大変だったのは、腕につけていたセンサーや、インスリンポンプのカニューレをこのために外さなければならなかったこと。特にセンサーは本当は1週間連続でつけっぱなしにするものなので、もったいなかったです。
採血の結果などは特に知らされていないので、問題なかったのかと思いますが、この採血の前日に糖尿病内科の採血で「肝機能」を指摘されていましたので、その点について聞いてみたところ、エストロゲン補充を行ってきたことが関係あるかもしれないと言われました。自身では肝機能が悪化している原因を4つ予測していました。①運動しすぎ②たんぱく質摂りすぎ③エストロゲン補充④夜間のフライト含む仕事の疲れ・・このうち③の可能性が高いと思われ、次回の糖尿病内科では改善していると良いな・・と思います。
輸血用の自己血300ml貯血
場合によっては手術中に輸血が必要になるかもしれないので、自分の血をためておいて必要な時に輸血できるようにすること、それを自己血貯血というそうです。大きな手術をしたことがないので初めて知りました。300mlとのこと。怖い・・・!
予約時間に病院に早めに着く・・直前で気づいたのですが、血糖値が250mlくらいあって、この高い血糖値の血を手術中に輸血したら嫌だな・・・と思いました。貯血対応中に医師に質問してみたところ「貯血の血糖値について考えたことがなかった!」と言われたので、我ながら面白い問いを立てられたと自画自賛するわけですが、さはさりとて高血糖の血を輸血したくはありませんから、病院の前を軽やかなステップで通り過ぎ、30分くらい歩いてから再び病院へチェックインしました。早目についてよかった・・。
水分を多くとるようにと言われていたことをこの時思い出して、院内の自販機でエビアンを買って飲みました。
看護師さんにインスリンポンプを貯血中は止められますか?とおっしゃったので、操作して止めました。担当医が消毒の措置をしてくれて、割とびっくりするくらい太目の針を刺して貯血開始です。
私の腕を見て「さすがアスリート!」とおっしゃったので、わたしはアスリートではなくアマチュアで趣味でスポーツをしているだけですが・・「関係あるのですか?」と質問すると、血管が太くて弾力性があり丈夫で、外から見えやすくとても採りやすいとのこと。そして実際に鮮やかな手つきですぐにどくどくと血が流れだすところに差してくださいました。針を刺すとあっという間に300mlの血が貯まりました。「血流が良いですね!」と、また褒めてくれまして・・・この体を作り上げた日々の行動と両親に感謝だなと思いました。そして医者の手技もとても上手なのではないかと思い、先生の腕が良いからですよ、とお互いをたたえ合う素晴らしいセッションとなりました。
1型糖尿病のため、わたしは献血をしたことがありませんが、献血をやってみたいと前から思っており、もし可能ならきっと得意だと確信しました。300mlが余裕でしたので、400ml献血をやってみたい!
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