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当たり前みたいな、奇跡みたいな

自分はアイドルマスターシャイニーカラーズに登場する浅倉透というキャラが好きで、SUNNY CAR WASHというバンドが好きです。この二つに共通するワードとして「当たり前みたいな、奇跡みたいな」という言葉が存在します。前者ではWING編の準決勝ライブに勝利後のセリフ、後者ではティーンエイジブルースという曲の歌詞の中に登場します。

自分は滑らかに、何事もなくといったふうには大学を卒業ができませんでした。

問題は僕自身と研究室にありました。

僕には直属の先輩がいました。とても優しく勤勉な方で、僕が何を頼っても嫌な顔一つせず、なんでも教えてくれて、いくらでも時間を使ってくれるような方でした。この先輩をAさんとします。

研究室では教授とのやりとりにて実験の方針を決めていきます。おおよそ教授というのは経験やその能力から立場が強く、発言の影響力が大きいです。そういう意味では学部生である僕らは院生など研究室に属するその他の人に比べ、発言力の低い立場にありました。

ある日、Aさんとは別の先輩から、こう言われました。

「あの(教授にやれと言われた)実験は、昨年Aさんが先輩に迷惑をかけてやっていたものであるから、お前はやめておけ」

と、言われました。その旨を教授に伝えるも、教授は取り合ってくれず、実験は続行の判断。渋々、迷惑を承知の上でAさんを頼り実験を続行するも、頼りきれない部分もあり失敗を繰り返しさらには上記の発言の先輩から、「お前の失敗でAさんに迷惑がかかっている」と言われてしまい、完全に敗走しました。

これは研究室で起きたことのほんの一部分で、その他にも僕は先輩と教授の間で板挟みに遭い、苦しい研究室生活を送っておりました。

病院に行けばうつ病と診断され、両親と相談のうえで一度実家に帰ることに。特例でオンラインでさまざまな庶務をこなし、大学はなんとか卒業したものの、大学院一年目は休学を行う判断に至りました。

今は症状も(研究室から離れていることからか)落ち着きつつあり、穏やかな日常を取り戻しています。

僕は友達が大好きです。東京旅行に出かければ、1人で行ったのに誰かといる時間の方が多かったりするくらい、友達が大好きで、自分の日常にはかけがえのないものだと言えます。

僕は、この「当たり前みたいな、奇跡みたいな」日常を愛して、抱きしめて生きていきたいなと、そう思うのでした。

ありがとう!みんな!

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