鍛錬所
知らない若い男女と3人で飲みに行こうという話になり、飲食店がたくさん入るビルの6階へ向かった。エレベーターを降りて店内を見回すと、むかしの上司と知り合いがふたり。8人席のテーブルの上はすでに食べ散らかされていて、何人かは帰ってしまったようだ。「別の席に座っても気まずいので」、という思考が働いて、空席に座り合流した。元上司の左隣に座ると、白い皿の上になぜか山盛りの鶏ザンギ。8人分の飲食を経て荒れた机上でゆいいつ誰の手もつけられていない。でも、箸もフォークも無い・・・。会話にあまり入れず手持ちぶさただったので、空のグラスを3個持って、セルフサービスのお水を汲みにいった。
ふと視線を横にやると、小学生向けの英会話スクールのような優しい色合いの建物が目に入った。ワンフロアで横に長い造りで、一面のガラスにはところどころ賑やかしの飾り文字が貼られている。「GOOD COMMUNICATION」とか「FOR YOUR SKILS」とか。目を細めてガラスの向こうに見える受付付近の貼り紙を見てみると、「自分の好きなところは?」という問いの下に「物事を達成できる 5000点」「やるべきことが分かる 10000点」などの選択肢とインフレ気味の点数が書かれている。なにを学習するための施設なのか定かではないけど、たぶん自己啓発系のスクールなんだろうなと思い及んだ。さながら自尊心養成所か。受付の隣には、カラフルなウレタンマットが高い壁面と床に敷き詰められたスペースがあり、ゴムボールがいくつか転がっている。「たぶんここで、自己肯定感を高めるトレーニングでもするのかなあ…」と憶測を走らせる。さっきまでいた飲食店は、もうどこにも無い。
と、いうところで目が覚めた。夢ってたいてい意味わからないですが、最近見たなかでもとくに意味がわからない夢だったので記録に残しておきたくて書き出しました。いま北海道にいるからザンギが出てきたのかなあ。
ザンギは食べてないけど、うにいくらあわび丼なら食べました。
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