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これからどうしたらいいのか?分からなくなった時、希望をくれる本

これぞ小野寺史宣という一品。というかやっぱりこうでないと。
2016年という事でこういう話を書いたのかと思うし、でもやっぱりこの人はこういうものがうまいとか得意なのかなぁ〜とも思う。現に「ひと」や「まち」はこういう流れだし…。

「今夜」、「天使と悪魔のシネマ」を読んだ後だからかも知れない。2作とも2020年、21年と最近の作品で、「ミステリーか?」と思わせる今までと違う毛色の作品だったからそう思った。

が、

「ひと」「まち」である。

で振り返ってみれば最新作は「とにもかくにもごはん」がある。


これは同じ流れの物語だ。

迷走の果てに従来の路線に戻ったのか…。

いや、違うか。だってこの路線はチンチン電車のよろしく下町の家々の間を走っていたんだから。
という事は「今夜」や「天使…」は水上バスで橋の下で東京の街を見上げるという事?

まあ、とりあえず僕みたいなダメな人間にはこういう話は励みになる。

ないように見えてある人との関わり、ひとりで生きていけそうで生きていけない人間。

三度の良いプレーがゴールに繋がる。
三度目の不幸が底という発想に繋がる。

で最後が「底」の話。

だから、終わり方がこれでいい。じゃなくてらしい。
「ザ.小野寺史宣」である。

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