2/9(水)

昼から津山の古ビルの改修に向かう。
着いてから鍵を忘れたことに気付く。
不思議と嫌な気はせず、川でも見ようかと満菜と川沿いの道を歩く。
行きたいクラフトビールの工場があったので予定変更を考えていたが、満菜のお母さんが近くの学校に勤めているので電話して、鍵をもらいに行く。

無事鍵を受け取り作業開始。
今日は満菜が2階の部屋の片付けで自分は店舗部分の床剥がし。
大量の埃が舞う中、ひたすら床材をバールで剥がす。
あわいを改修していた時と比べると、なんとなく勝手が分かってきたような気がする。
何も考えず、ひたすら体を動かし気付けば3時間。
最近はこの心地よい没入感の虜になりつつある。

作業終了後、行きたかったビール工場へ。
車中で満菜と将来ヤギを飼うかどうかで喧嘩になる。

喧嘩も収束し無事到着。

企業さんがガッツリやってるものだとを想像していたが、ほとんど一人で作っているということを聞いて驚く。
こういう作り方をされている商品はすごく好きだと思って、何種類か買って帰る。
今の時代個人店のような事業は淘汰されやすい環境にあるが、自分にとってはそんな商売がたまらなく魅力的で、ずっと残って欲しいと思っている。
環境に左右されない力があるものは生き残る。

家に帰って3種類のビールを飲む。
味の違いを比べていたらペースが早くなったのか、早めに酔い始める。
酔い方も良いビールという感じがする。

飲みながら毎日寿司の個展のコンセプトの文章を読む。
「何も変わらない現実を何かに変えたい」
という一節、「"何かに"変えたい」という姿勢にグッとくる。
「何も変わらない現実を変えたい!」とは違う。
何も変わらない現実というものを否定するのではなくて、肯定して見方を変えられたらいいなと自分に落とし込む。

残った種類のビールはまた今度飲むことにして、ウイスキーに移る。
生豆のピッキングを終わらせ寝る予定。

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