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尊敬する貴方が幸せであれますよう

去年の12月、ずっと待ち侘びていた点滅する生活が始まった。
出発は本人達の憧れの人達と共に。


本人達の憧れの人たちと憧れの舞台。
舞台袖から憧れの人たちをみる私の尊敬する人はいつも幸せそうな顔をしている。
そんな彼を見るのが楽しみの一環でもある。

MCで対バン相手のボーカルが私たちに回復したはずの喉が再度調子が悪いことを伝えてくれた。
そんな告白とともに、初めて共に舞台に立った日に私の大好きな人たちがカバーしてくれた一曲を披露した。
私にとっては出会いの曲で、大切な一曲でもある。
舞台袖から憧れの人を見る私の大好きな人は何も知らない私にも、きっと彼に何かあって自分と重ねているのだろうと分かるほど泪を流していた。

大好きな人たちの出番になった時、ふとMCで私が追いかけている間にも、精神的に追い込まれてしまった時期があったと教えてくれた。
きっと私もその時期に大好きな貴方を見ていたはずなのに、気付けたかもしれないのに、そんな悔しさが頭の中を巡った。
同時にどんなに辛くても私達に音楽を届け続けてくれた彼に尊敬と感謝の気持ちしか出てこなかった。

ただ、その日のMCはいつも以上にその日感じたことをそのまま話してくれていて、嬉々とした表情で「ライブ楽しいね」と伝えてくれたこと以上に幸せなことはなかった。
個人的な話を告白する予定はきっとなかったのだろう。けれど彼が憧れの人からの告白を受けて自分も話そうと思ってくれたこと、その意思がこれまでにないほど人間味を感じて嬉しくなった。


私が尊敬する大好きな貴方がずっと幸せでいてくれたら。
それほどに嬉しいことは私にとってない。


点滅して消えていた生活がまた光り始める。
無事に貴方達が走り抜けられますよう、
私の祝命として見届けさせてください。

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