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オーディール・コール/奏章Ⅱ感想


【シナリオ】

エクストラクラスの掘り下げ第2弾。今回の題目は「アヴェンジャー」。前回の奏章Ⅰが2023/4という事で、何と11ヶ月も待たされての新章開幕(しかも例の夏イベを挟んだ)という事で、最早モチベーションは欠片も残されてはいなかったけども、やはりメインストーリーは更新されるとテンションが上がる。という事で早速取り掛かる事にしたが、グラブルの10周年イベを進める事を完全に忘れていたため1日でクリアできず、結果ネタバレを若干くらうことになってしまった。でもにですら次の日にはネタバレ記事が出されるって…

今回の舞台は主人公の精神世界の中という過去最小クラスの特異点。前回がペーパームーンのミクロ世界だった事を踏まえると、奏章の舞台はこういう形が続くのかな?という感じ。舞台が「東京」って言われてた時はすわプロトタイプが遂に来るか?とワクワクしていた連中もいたが、その後にきのこ直々に「いろんな意味での“東京”が舞台」発言により一気に「主人公の記憶の中の“東京”では?」説が有力になった辺りに型月民の考察能力の高さ(そしてライターの苦心ポイント)が分かるような気がする。

内容としてはもう1から10まで「ザ・桜井」って感じ。あそこまで露骨にやられたら察しの悪い自分でもライターが誰かなんて即わかる。むしろ桜井じゃなかったら誰がライターやったんだスチパンシリーズ書けるぞ。なおそれによる風評被害?を食らった人物が1人いるがまあ些事なので後述。
主人公に復讐心を芽生えさせるため「日常」を彩る必要があり、その為に「彼」が取った手段がまさかの学パロ。FGO黎明期から二次創作で腐るほど作られてきた題材をまさかこのタイミングで公式がやるとは予想外だった。まあメタ的に言うと主人公の人間関係を描写する訳には行かなかったからなんだろうが。

序盤は所謂「伝奇モノ」の様相を呈しながら進んでいた奏章Ⅱ。
んで、急転直下の第10節ですよ。ええ、皆様良く知る「イドショック」です。自分は絶望感や疑問よりは「質の悪いホラームービー」見てる感じだったな。露悪的というよりはチグハグな感じがして、「もうちょっとこう…なかったのか!?」って動揺が強かった。まあ後々の事を考えるとライターの意図通りの反応なんだろうけども。

【キャラクター】

学パロキャラクター共

●なにやら名前が変わり、ジャンヌ・オルタは「折田」、マシュが「キリエ」、刑部姫が「刑部姫子」、マンドリカルドが「安藤リカルド」に。
ジャンヌ・オルタはオルタ系サーヴァントを代表してその苗字となったのだろうか。良かったな他のオルタ鯖が景清だけで。

●んで、ロリンチは「妹」で、ダ・ヴィンチが「母」。名前は明かされていないが、まあ知らなくても問題はない、と巌窟王が判断したと思われる。同じ理由でキリエの家族も一切出てこない。ランスロットぐらい出してやれよ
●因みに例の事件の後に出てくるスカサハ叔母さんは、多分「死ぬイメージができない」のが選定理由。

●ヒロイン:ジャンヌ・ダルク[オルタ]。巌窟王ですら得られなかった「一枚絵+ボイス」という奇跡を成し遂げて消滅。残されたジャンタが泣いてしまう。早く戻ってきなさい。

オルタサーヴァント共

●「試練」として出てきたブリトマート[オルタ]、アレお母さんの方なのよね。カルデアのブリトマートが反転してるわけではない。というかそもそも2代目の方は反転する要素を持たない。

ニトクリス[オルタ]は反転自体がイレギュラーという特殊なサーヴァントだったのはいいんだが、如何せんそれを説明するシーンがないというね…まあ7章からここまでのどこで説明入れるんだ、って話ではあるんだけど。

テオドリック[オルタ]とラベー…ジェタ…何?
あ、ラ・ベート・デュ・ジェヴォーダンか。この2体は突発的に出過ぎたせいでサーヴァントというよりはギミック系ボスにしか見えない悲しみ。実際システム的にはエネミーなのが泣けてくる。あの糞鳥サンダーバードは予想通り方々からヘイトを買っていて笑った。

●そして出てきた「黒マリー」ことマリー・アントワネット[オルタ]。ぶっちゃけ皆思ってるだろうけど、1臨が一番エロイ。何故だろうか。巨乳化すると同時にババ臭くなってるからか。だが学生服霊衣はないという悲しみ。公式なにやってるんだ!!!

黒幕周り

●まず巌窟王。例のシーンで会話してるのが彼だという事は分かったが、「もう片方の相手」と「話してる場所」に関してはクソGM過ぎるだろ、とは思った。栗原ァアアアア!!灯台下暗しだぞォオオオ!!!
まあ目的を考えれば頑張った方だが。伯爵がいろんな意味で可哀想すぎて彼がもうちょっと黒幕頑張った方が良かったんじゃないかと思えてくる。

●『伯爵』ことアレッサンドロ・ディ・カリオストロ。作中最大の黒幕であると同時に作中最大の被害者
作中で何をやっても「リンボの猿真似」扱いされていたが、まさか思考ルーチンの根幹がリンボ汚染を食らっていたとは。そりゃあンンンン言い出しますわ。これによって道満が見せていた有能ムーブはただの尻拭いであった事が判明し株価は再び暴落。加えて彼の本来のパーソナリティもよく分からないままという6章のパーシヴァル状態に。まああの絆礼装見る限りロクな性格じゃなさそうだけど。

【考察】

アヴェンジャー達の処遇

奏章Ⅱを経て「LINK LOST」あるいは「LINK BAD」になってしまったアヴェンジャーズだが、メタ的な事情は兎も角、作中でもこんな簡単に彼らを切り捨てるのは間違っていると思う。
よって、彼らはどこかしらのタイミングで復活する可能性を提示する。武蔵ちゃんと違ってセイントグラフがうっすら残っているのもそれが理由か。
特に巌窟王は時間神殿で一回やってるので可能性が高そう。

奏章Ⅲ

イタリアの方面、金色の光…と不穏極まりないエフェクトと共に判明した奏章Ⅲの特異点。
残っているPVの単語は「残滓」「神曲」「終着点」「嵐の女」「」「ドバ■■」「貪欲」「憎悪と嫌悪」辺り。どう見てもダンテ的な話になりそうだ。地域もイタリアだし、“神曲”入ってるし。

奏章Ⅳ疑惑

実はPVにはフォーリナーのクラスカードが描かれており、ほんの僅かだが「For」の文字も見える。その為、「実は奏章は4部構成なのではないか」疑惑が立っている。
奏章Ⅱ後のオルガマリークエストⅡでプリテンダーのクラススコアが解放された事を考えると、その可能性は高まったかもしれない。
(奏章Ⅲ〔ルーラー〕→オルガマクエストⅢ〔ビーストorムーンキャンサー〕→奏章Ⅳ〔フォーリナー〕→オルガマリークエストⅣ〔ムーンキャンサーorビースト〕でシールダー以外全部埋まる為)

ロリンチ退場フラグ…?

イタリアの方面となると怖いのがロリンチちゃん。立ちまくっている退場フラグを回収する事になるのだろうか。
もっと言うと「レオナルド・ダ・ヴィンチ」自体に切り込んでいく可能性もある。実はダ・ヴィンチちゃんは1部~1.5部で自分のパーソナルを切り出した事が殆どない。せいぜいロマニをどう思っていたかと贋作英霊事件の時の一件、後は幕間ぐらい。正直2部のホームズとどっこいどっこい
実はビーストV疑惑のあるダ・ヴィンチが掘り下げられる可能性も夢想したいなあ…


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