東京ヤクルトスワローズ ファン感謝WEEK2020 DAY1

コロナ禍のニューノーマル、いつもの“ファン感”は形を変え、12月6日神宮で行われるファン感謝DAYと、12月1日から6日まで毎日オンラインイベントを配信するファン感謝WEEKの二本立てで、我々ヤクルトファンを楽しませてくれる。

本日12月1日から始まる『東京ヤクルトスワローズ ファン感謝WEEK2020』……もう12月か。

例年、ヤクルトのファン感は、11月第3週の土曜日(又は日曜日)に開催していた。ファン感は2週間ずれ込んだが、今日のこの新入団発表会は、例年どおり12月初旬に執り行われた。

毎年、観覧の抽選に外れ、公式YouTubeチャンネルでヤングスワローズを見てきた私は、今年もその初々しい勇姿を画面越しに見届けることになった。ただそれは、私だけではなく、すべてのヤクルトファンの姿だった。

ファン感WEEK。ハナを飾るのは、「2020新入団選手発表会」だ。日中の配信は仕事で見られないが、アーカイブ放映が待っている。シーズン中を思い起こす、息急く帰路が楽しい。

あぁ。木澤くんだ。

ドラフト1位、慶應義塾大学投手、木澤尚文。
ドラフト後の神宮・慶早戦。観戦に行った学校の友人は、「周りもみんなヤクルトファンのような気がする」と言っていた。
KEIOのユニフォームで投げる木澤尚文は、すでにヤクルトファンのマイボーイだった。やはり、ウチのユニフォームが似合う。童顔だから気づかなかったが、背が高い。

木澤くんが学ランを脱ぎ、高津臣吾監督がユニフォームを着せる。YS帽を被せる衣笠剛球団社長と二人、裾を整えてやる。まるで、こどもの世話を焼く3世代親子を見ているようだ。そのまなざしは、優しさしかない平和に満ちていた。本当の、ファミリー球団。これでいい、ヤクルトは。

ユニフォームに袖を通した感想を、木澤くんはこう述べた。

「伝統あるスワローズのユニフォームを着て、プロ野球選手にいよいよなるんだなと、なったんだなという、実感がわいてきました」

まただ。伝統ある、ユニフォーム。2017年新入団選手ドラフト1位、九州学院高校の捕手・村上宗隆くんが「伝統の縦縞のユニフォームに袖を通して」と言い放った瞬間の驚愕が再生される。いきなりそんなこと言うなよ、心臓に悪い。

昭和の時代から、ヤクルトが好きだった。でも、当時のヤクルトは弱くて、歴史も浅かった。白地に赤いピンストライプのユニフォームになったのは、1974年。私が応燕し始めたのは、1978年のマイナーチェンジも含めて10年目のことだった。たった10年では、伝統という表現はされない。そこには、「私が大好きなヤクルトの清々しいユニフォーム」という以外のプライドは存在しなかった。

2019年、ヤクルト球団は50周年を迎え、生まれたころから今のユニフォームを見てきた若い世代にとって、このユニフォームは伝統となっているのだった。ずっとヤクルトのそばでともに歩んできたから、ひとつのものが伝統になっていく過程に気付かなかった。そりゃ、おばさんも年取るわけだ。

木澤くん。私の大好きなヤクルトに入ってくれて、ありがとう。木澤くんが、私と同じヤクルトファンになってくれるよう、何があっても応燕で支えます。だから、胸を張って、そのユニフォームを着てください。お願いします。

さて、ファンからの質問コーナー。「なんと呼ばれたいですか?」
そう、呼び名。重要案件だ!去年、吉田大喜(よしだだいき)が入ってきて、吉田大成(よしだたいせい)も渡邉大樹(わたなべだいき)も抱えるヤクルトでなんと呼ぶべきか、年末年始ずっと悩んだのだ。ちなみに、吉田大喜は「吉田大喜び=吉田ジョイ」というあだ名ができ、今では「ジョイ」と呼んでいる。よしだかぶりも、だいきかぶりも解決し、事なきを得た経緯がある。今年は、どうだ?

「ファンからなんと呼ばれたいですか?」

1位 木澤 尚文 投手 慶應義塾大学
なおくん、なおちゃん
――かわいいじゃないの。どっちにしようかな?

2位 山野 太一 投手 東北福祉大学
やまちゃん(特にあだ名はない)
――大学の先輩・石山泰稚との、たいちかぶり回避。

3位 内山 壮真 捕手・遊撃手 星稜高校
うっちー
――内山太嗣さんがいるのよ、内山くん…

4位 元山 飛優 遊撃手 東北福祉大学
ひゆう、リーダー(キャプテンなので)
――「キャプテンだったから、リーダーと呼ばれていました」???

5位 並木 秀尊 外野手 獨協大学
ひで
――誰か長岡秀樹くんのこと「ひで」って呼んでたかなぁ。

6位 嘉手苅 浩太 投手 日本航空石川高校
かて
――パトリック・ユウさん「いい名前ですね。かて(勝て)。勝利」

育成1位 下 慎之介 投手 高崎健康福祉大学高崎高校
しも、しんちゃん
――これは、やち(谷内亮太)、しま(嶋基宏)パターンか?

育成2位 赤羽 由紘 三塁手 信濃グランセローズ
はね、ばね、(よしひろなんで)よしき、よっち
――(名前がよしひろなんで、よしき……)???

育成3位 松井 聖 捕手 信濃グランセローズ
苗字でも名前でも好きに呼んでください
――そういうのがいちばん困るの!まついしょう!

育成4位 丸山 翔大 投手 西日本工業大学
まるちゃん
――呼びやすい!かわいい!フツー!

きてくれてありがとう。圧倒的に応燕します。

神宮ファン感まで、あと5日。明日もあるよ。


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