実況さんありがとう ○DB×S●13回戦

TBSのアナウンサーは、「ちなヤクか?」というくらい、ヤクルトの選手を語る。

今日の先発、吉田大喜は、大阪府立大冠高校出身のピッチャーだ。高校時代は夏の甲子園、大激戦区の大阪大会4強入りを果たし、「公立の星」と呼ばれ有名だったそうだ。
プロ志望届を出したがドラフトにはかからず、日体大に進学する。
私はもちろん、そんな選手がいたなんて知らない。ドラフト2位で入団したとき、彼のことを調べて得た情報だ。

私のような素人が目にすることができるレベルの情報でも、思い入れを持って進んで知る努力をするのは、ファンだからこそ。だから、吉田大喜の公立高校出身という稀な経歴も、ヤクルトファン以外には「へー知らなんだ」という情報なのだと思う。
“実況さん”は、そんなファン目線で情報を得て、選手を紹介する。
「詳しいな」。そう思うだけで、見ているこちらはうれしくなる。

フジテレビoneの中継では、フジテレビアナウンサー陣のスワローズ愛を存分に堪能できる。裏を返せば、ビジターゲームにおける実況解説は、相手チームの礼讃に辟易することもある、ということだ。
ビジターゲームでナイスピッチングをしたとして、ホームチーム目線で捉えられれば「このピッチングを打ち崩せません」となる。褒め言葉といえば、褒め言葉だ。しかし、素直に「ナイスピ!」と言ってもらえた方が、どれほどありがたいか。

吉田大喜の今日のピッチングを、率直な表現で褒めてくれたTBS・佐藤文康アナウンサーと実況・新井貴浩さんに、感謝します。ありがとう。6回2失点。速球と変化球を織り交ぜた、緩急自在のナイスピだったのだよ。そういう、ザ・先発タイプのドラ2ルーキーです。まけほ。

R2.8.28 fri.
DB 6-2 S
横浜スタジアム

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