濱田太貴ならしょうがない ○S×T●16回戦

「次。濱田だよ」
「ん、濱田?……あ、あの!あの濱田か!」
「そうそう、あの濱田」
「あーそりゃ嫌だなぁ」
「うん、ホームラン2本打ってるよ」

濱田太貴の打席の、後ろのアベックの会話だ。
しばらく1番を打っていた濱田太貴は今日、5番。
そう、こうでなくちゃ。二十歳のリードオフマンでも間違いないのだが、夢のある長距離砲には、クリーンアップがお似合いだ!

結果は、ジャストルッキング。見逃し三振だった。

一緒に観戦していた阪神ファン友が言う。
「振らなきゃ当たらない!馬券も買わなきゃ当たらない!」

8回、代打・中谷将大が見逃し三振に倒れたときの、名言だ。

そう、塁に出るためバットを振り続ける濱田太貴に、私は「たいきならしょうがない」とつぶやき続けることができる。
実際、後ろのアベックは、濱田太貴を脅威の存在として扱っていた。
なんという誇りだ!
思いっきりバットを振るたいきを、私はいつでも楽しみにしている。

「同じ荒木でもえらい違いや!」
負けてもそう機嫌のいい阪神ファンに後押しされ、今日は心置きなく叫ぶ!

\すわほー!/☂️

R2.9.25 fri.
S 6-3 T
明治神宮野球場

ありがとう。貴裕。

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