詩『タムタムとオータム』

わたしがもらったあたたかいもの

ぜんぶ君にあげる、君にあげる!

秋晴れの輝かしい日

今この上なく有難い太陽のあたたかさ

背中に受けとめ 私の中に貯めているの

君にあげるためにとっておくの


頬を撫でる風は少しつめたくて

これからやってくる季節を思う

寒くて凍えそうならわたしの所に来ればいい

君のためのあたたかさだから 君にあげる

背中の皮膚の小さな細胞たちが

太陽のあたたかさをめいっぱい取り込んで

目を瞑って あたたかさを感じるの

あたたかさはお腹に運ばれます

お腹がいっぱいになったら

お水を飲みましょう

ひんやりが私を流れていく

これはひと休憩。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?