血を争う(2023年1月9日21時〜)

ママ:麻音
ナナ:ぎりこ

昨年、麻音さんから「これからぎりこさんと殺し合いをするので女性が1:1でバチバチにやり合える台本を書いて欲しい」とバトル・ロワイアルの北野のような言い回しで頼まれました。

平素より拙作をご愛顧いただき、やれ企画だやれ告知だの際には遠慮なく駆り出させていただいている麻音さんの頼みであったので、二も三もなくお引き受けいたしました、

お前らにうんこを食べさせたいと思います、と私の熱意をお伝えしたところ、スカトロは嗜癖に刺さらないけど好きにしろとの返信をいただき、これはいよいよ2023年が始まるぞ、と執筆の成功を根拠のない確信を得た記憶があります。


麻音さんのお芝居や挙動はかなり拝聴してきましたが、今回の役とお芝居は素晴らしいの一言に尽きました。
書き手側が意図した要素、特に明文化していない要素を完璧に拾い上げてしっかりと再生しておられました。
それが『どのあたり』か、はアーカイヴを聴いて確認してみていただきたいです
ママという怪物を怪物たらしめる要素は明文化してしまったら魔力が失せてしまうのですが、そこを緻密にしっかりと描写されていて感激しました。
あと爛れた色気がすごいですね。頭から尾まで授乳手コキしてるような雰囲気が熟女好きには死ぬほど刺さりました。二万でどうですか。

ナナを演じられたぎりこさんは、中盤以降の着地点を決めてからの演技がとても良かったです。
出鼻から中盤まではあえてどちらともつかせずに浮かせていたのかもしれません。お話の筋を考えるとそれも整合性があります。
そういう意味では前半の選択もアリだとは思いますが、聞き手側からの感想として、お話のゴールラインが見えてからの『直線的なナナの冷感』を強く推したいです。
わずかに相手への若干の遠慮(これは防音とか周囲へのご迷惑を考慮したいものかもしれない)を感じたので、ぜひ麻音さんと三回連続とか七回連続とか乱取りをして呼吸と癖を奪い、初見で金属バットを頭に振り下ろせる間柄になってほしいです。
床ドンも壁ドンもどんと来い。ドンだけに。

この『血を争う』は表現がショッキングなためあまり大々的に宣伝しづらい作品ですが、家族愛をテーマにしています。
これから仲良くなりたい人と演っていただくと二人は臭い仲になってとても仲良くと思います。
ならねえな。だってうんこ食うんだもん。ぶうぶう。

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