恋はプライスレス 10/20

著作
ヒラマコウ
https://omougamamani.jimdofree.com/台本一覧/恋はプライスレス-1-1-30分/

キャスト

アラン・ルナール / 麻倉墨生

洋画感を前面に押し出したタッチの濃いお芝居だった。
鼻につくようなキザっぽさをストレートに打ち出すには
これくらいコクがあって思い切りのいい演技がジャストフィットする。
ほんの少しでも気恥ずかしさやためらいがあった瞬間に
一気に興醒めするリスクもあるが、麻倉さんのアランは最後まで
アランの伊達っぷりを崩さなかった。
デュルデュルにくどい表現こそ、太くてタフな演技が必須だなと思った。

エマ・ローレン / 凛

この方のお芝居と質感、いそうでいない。
声の感触もそうだが強弱がはっきりついた
メリハリがある演技なのに全体的には自然に纏まっている。
これを過度にやり過ぎればステロタイプなハリウッド風になるが
ブレーキというか、リミッターの掛け方がとても上手い。
これ以上やってしまうと「あっ浮くな」という手前で
ピークの抑制がかかり、集中力が奪われることがない。
個性的ながらコントロールも安定していた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?