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違いはどこから生まれるのか

皆さまこんにちは!
ミスター600mm!!
ヒコーキの世界を超望遠で切り撮る航空写真家
深澤明です。

違い、というのはレベルやクオリティではなくて「想像と違う」という話です。

撮影ポイントなどの情報は、ネットにも溢れていますし、人から教えていただくこともあります。それらの情報をもとに、頭の中で勝手な想像が膨らむのでしょうね。

大概の場合、想像と違います(それは深澤の想像力に問題ありな気がせんでもないですが)。

何を言いたいかといえば、とにかくすべては現場にあり、ということです。行ってみて、実際にレンズを構えて、ファインダーを覗いてみてみないとわからないということです。

以前成田空港の第1ターミナル展望デッキで600mmの単レンズで撮影していたら、地元の方でしょうかね、ニヤニヤしながら「そんな長いレンズじゃあ長すぎて撮れんでしょう」と言われたことがあります。

「そんなのは人によって狙いどころが違うんだから、、、、」

とは応戦しませんでした。応戦しても意味はありませんからね。

『ここの展望デッキで600mmでは長すぎる!』

と思い込んでいる人に、「実はね、良い感じに撮れるんですよ」なんてお教えしているほど暇ではありませんから。そんなことに労力は必要ありません。

とまあ、これは極端な例ですが、狙いどころは人によって違うことから、自分の尺度で撮影ポイントを測る必要があるのです。

羽田沖の船上撮影が良い例で、600mmを構えている人と100-400mmを構えている人では滑走路との間合いの取り方は当然違いますからね。

それに、機体全体を入れたいのか、捻りだけが狙いなのか、部分アップを狙っているのかなど、相違点だらけです。

〝写真は足で稼ぐ〟

などと写真界にはさまざまな名言金言が言い伝えられていますが、まずは来てみて、歩いて、撮ってみて。

それがとても重要です。

ただし、初めての空港でもある程度予測を立てながら一発で仕留める力量も、必要ですけどね。

写真って、楽しいですね。1枚の価値は、とても貴いです。

南紀白浜空港には初めて訪れました。撮影ポイントについてはゼロベースに近い状態でした。嗅覚を頼りに歩きました。ここは便数が少ないために作戦を練る時間がたっぷりあって楽しそうです。

今度また、じっくり狙いに行きます。

小雨まじりがかえっていい雰囲気を醸し出してくれた

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