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有人島として最南端の波照間:「最」の言葉が持つ吸引力

 最東端納沙布岬(北海道・釧路市)に続いて有人島として最南端に位置する波照間島(沖縄)を訪れた。
 直行便飛行機で3時間かけて石垣島到着後、更に高速艇を利用し1時間40分の大半を西表島に挟まれた荒れた海に遊ばれてようやく波照間に辿り着く。
 こんなにも移動に時間を要したと表現するのか、東京からこんなに短時間で此処まで移動していることが文明の恩恵と取るか。感覚的には後者。

 もし此処が最南端ではなかったとした時、スキューバもシュノーケル等マリンスポーツに無縁な私は足を運んだろうかと考えた。
 加計呂麻(奄美大島)訪問がそうであったように何かをする為でもなく、或いは、記念すべき場所の訪問目的でなくても訪ねる場所は在る。
 波照間はどうだったのかしら。

 納沙布岬も最東端に惹かれた。
 ユーラシア大陸の一番端に位置するロカ岬も「最」に導かれて訪れた。
 隣の駅まで歩くことでも、気分次第では小さな発見による旅行になる。それを承知で大きく生活圏から出る時、形(枠)がないように見える旅行に意味深な「最」が付くことで動き出す瞬発力を得ているのかもしれない。

 波照間島3泊滞在終了。


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