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梅雨の沖縄旅行・如何に予算内に収めるかのゲーム的様相も含め:10 斎場御嶽

沖縄南部地図

 今回の旅行日程は3泊4日と一見すると時間がありそうには見えるが、初日は二人空港近くのレンタカー店に揃ったのが14:30近く。この日は一泊目のホテル移動途中にどうしても行きたかった佐喜眞美術館へ立ち寄るのみ。
 二日目は中部の北寄りに位置する美ら海水族館を午前中訪れ、午後は一気に南下し勝連城跡中城城跡を訪ね二日目宿泊のホテルへ移動。
 三日目は前回このnoteに記録したガンガラーの谷斎場御嶽が目的地。
 斎場御嶽寄りにホテル沖縄夢登は立地していたが斎場御嶽から予約制のガンガラーの谷へは時間がどうしても調整できず、此処だけがルートに無駄が生じた。
 一旦西にあるガンガラーの谷(上の地図ではおきなわワールドの傍)10時予約に向かい11:30まで過ごす。その後、引き返して東の斎場御嶽へ向かい15時レンタカー返却に間に合わせるように動いたのが三日目。

斎場御嶽

 チケット売り場で御嶽での注意事項を口頭でも確認されこの緑深い中へ入っていた。

 「御嶽(うたき)とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球開闢(りゅうきゅうかいびゃく)伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。また、琉球国王や聞得大君(きこえおおきみ)の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り(あがりうまーい)」の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。
御嶽の中には六つのイビ(神域)があります。琉球国王はこの六カ所を参拝しながら、国家繁栄・安寧、五穀豊穣、航海安全などを神に祈願しました。
はるかなる琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島から特別に運び入れ、それを御嶽に敷きつめました。その祭事の中でも、最も大きな行事が、聞得大君(きこえおおきみ)の就任式である「御新下り(おあらうり)」でした。
     *世界文化遺産斎場御嶽HPより引用

大庫理

 御門口から入り最初に在った大庫理と呼ばれる拝所。
 この森一体が祈りの場であったろう雰囲気は十分に伝わる。
 男性は立ち入り禁止されていた遠い昔に国王ですら女装し入っていたとても神聖な場所がこうも無防備に公開されてよいのか不安になるほど拝所は自然の中に溶け込み存在していた。

寄満

 王府用語では台所ではあるが実際この場所で料理が行われたわけではなく、世界の交易品が集まった場所ではないかと云われている。

この奥に三庫理とチョウノハナがある

 残念ながら私たちはコロナ感染の対策でこの奥へ進むことは出来なかった。

注意書き

 最初にも触れているように御嶽に入る前に「拝所には上がらないよう。また、祈りの香炉には触れないよう」注意がされ、拝所には同じ内容の控えめな大きさではあったが立て看板も在った。にも拘わらず、私たちの目前で拝所に土足で上がり好き勝手に高炉を手で触れている親子らしい女性二人と遭遇したことは残念を通り越し民度がここまで下がったのかと悲しくなった。

遠くにかすかに見える久高島

 私は斎場御嶽の奥に位置する三庫理から久高島を望むことも単に斎場御嶽を訪れるだけが目的ではなかった為に本当に残念だった。
 前日宿泊したホテル沖縄夢登のオーナーからも久高島のことは伺っていたので尚のこと悔いは残るけれども、これが次回訪問に繋がることを願う。

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