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私もまたマクレガーさん一歩手前となる

 ヨーロッパの(普通の)肉屋さんのショーケースにウサギ肉が売られているのを見た時は、正直困った。グラムあたりの値段を見てパートナーと顔を見合わせて我家の子はおいくら?と苦笑したことがある。
 でも、フレンチでも使われるウサギ肉、イギリスではウサギパイは珍しい訳でもないことを考えると決しておかしな情景ではない。

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 庭を全て手入れしてしまうと彼(Moon:ミニレッキス)が探検する場所がなくなる為、庭の奥にある木の周りに少し小高い(←彼にとって)丘と雑草を残した一角がある。上の写真がその一枚。高い木が5本、背の低い木が数本ある中を元気に走り回る姿はとても可愛らしい。*公園には天敵が多くて連れていけない。

 が、しかし!、動きが止まって静かだわと庭の手入れを中断し振り返るとブルーベリーの新芽を腰を据えて一気に食べているではないか。
 「Moon!それはダメッ」と、もう完全にマクレガーさん化している私。
 ブルーベリーの木は虫の大群に襲われたかのような悲惨な状態だった。

 人間の勝手で同居させられている彼(Moon)である。彼に非はカケラもない。少しでも広い所で走らせたいと庭へ連れ行くが、花が大好きでよく食べられることもあり庭の手入れの片手間に遊ばせる展開は難しい。

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 パイにされたピーターラビットのお父さんはご愁傷様だったが、一方のマクレガー家から見るとピーターラビット家は害獣なのだ。

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