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季節の舞台裏 いや足元

 日常に、もっと正確に云うと「猛暑」に振り回されている間に律儀な季節だけが今年も淡々と次の季節の準備を滞りなく行っていたことを唐突に気付かされた。
 連日の34℃は流石に日中外を歩く気温ではなく、このところ珍しくバッテリに負担をかける近距離に車を度々使ってしまっていた。
 車の場合余程落ち葉の厚い絨毯にならなくては運転最中に路面の落ち葉には気付き辛い。庭木がまだ緑の葉を十分に付けていることもあって、桜がもう落葉し始めていたことに気付きもせず、今日久しぶりの徒歩で足元の黄色の桜の葉を見る。
 無防備では外出できない猛暑も、又、豪雪と同様に災害並みに屋内・屋外共に行動を制限してくる。もう少し穏やかな季節の移り変わりを楽しめないものか。
 エアコンの為に締め切った窓からは風の変わりも感じることが出来ないまま、まだ、今夏の余熱に閉じ込められそう。

 夏が過ぎ去る過程はあまり意識することがなく、いつも夏の横顔ではなく後ろ姿を見ている気がする。
 アーウィン・ショーが使う「夏服」の言葉自体が少し不似合いになった頃、ノースリーブワンピース姿が恥ずかしくなった頃、或いは日焼け対策をしても残ってしまったサンダル日焼けが気になる頃は、もう夏はお暇の準備を始めているのだろう。
 そして、同時に残りのカレンダー枚数まで気にする後半戦突入となる。

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真夜中の秒針の音を消して、静かに誰かにこの言の葉が届きますように

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