「お」仕事しています、に違和感

 かなりかなり燻り続けていたことに「お仕事」という言葉の使い方がある。つまり、接頭語の「御(お、ご)」の使い方にかなり乱れがあるよう。
 おリンゴは流石に使い手は限られるが、お砂糖、お家等々女子や女性が丁寧語としてこれ等を使うことは多々ある。
 また、古代から献上の品として用いて米や酒を「お米」「お酒」と表現することも名残りとして納得はいく。
 しかし、相手方の「提案」・「確認」といった動作とは離れての状態で、単に「今日は仕事があります」でよいところを「今日はお仕事があります」の表現が性別問わず最近は多過ぎる。
 諸事情でいただいた場合の仕事は「**様からお仕事をいただき」」と表現することもあるが、全く相手が見えない会話の中で「今日は仕事があるので.....」と自己完結の中で云われても違和感だけしか残らない。
 相手方があり、都合で仕事を得た場合、「**様からいただいた仕事を」と言い換えは可能である。
 機械的な丁寧語の氾濫は少しも美しくない。

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