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日田から高千穂峡へ小旅行:4 キリスト教と神道・天岩戸神社

 天岩戸神社 西本宮
御祭神
大日霎尊(おおひるめのみこと) 天照大神の別称
御神木
おがたまの木
御利益
諸願成就

天照大神がお隠れになられた天岩戸を御神体としてお祀りしている。
古事記・日本書紀に記される天岩戸神話を伝える神社。
古事記・日本書紀には天照大神(アマテラスオオミカミ)は弟の素戔嗚命(スサノオノミコト)の乱暴に怒り、天岩戸に籠もられた事が記してあり、その天岩戸を祀る神社と伝えられる。

御神体である「天岩戸」は西本宮から拝観することができます。(定時案内あり)
岩戸川を挟み対岸に東本宮があり、東本宮は天照大神をお祀りしています。
                   高千穂町観光協会HPより

天岩戸神社

 正面から撮影しようとすると神鏡に自身が映っていることに気が付き斜めの位置から撮影する。無意識だったが神社によっては御神体とされている神鏡に自身の姿が映りこむことが憚れた。
 因みに、天岩戸神社の御神体である「天岩戸」は案内付きで西本宮から拝観することができるとあったが彼女も私もカトリック。異教徒だからいけないことはないが、「興味本位での観光として行くことはどこか違うわよね」と辞退することにして境内だけを見させていただく。

天岩戸神社 神楽殿

 神話が只の神話ではないことの証明の一例にも映る皇族の方々が植樹された木が境内には多く育っていた。この決して交通の便が良い地ではなくても皇族の方々にとっては意味ある大切な場所であることをそれらが教える。

 カトリックの国であるイタリアに旅行した時は、ガイドブックには詳細がない市井の教会であっても私には意味深かった。素通りはせず、必ず御堂に入りお祈りをした。
 だからこそ、神社で決まりごとに従って二礼二拍手一礼をして参拝をしている方々のお邪魔を観光の立場からすることは避けたかった。
 私たちも礼を欠くことは避け、異教徒とはいえ鳥居をくぐる際は中央の神の道を避け端を歩く決まりごとには従って拝観した。

 家で生け花やお茶を点てる時に感じる日本人と生活に貫く芯としてあるキリスト教とのバランスを苦もなく無意識にしているのもボーンクリスチャンだからなのか。旅先でこうした日本の原風景に会った時、宗教を超えて自然と受け入れらる度に考えてしまう。


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