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「劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』」

監督:山本健
制作国:日本
製作年・上映時間:2024年 10min 
キャスト:(声)藤本侑里、上坂すみれ、小倉唯

 ウマ娘関係に一切コンタクトどころか情報もないままに、只、時間調整の為に映画館利用で観る展開になる。
 スマートフォンアプリのダウンロード数が飛躍的だった等は知っていても肝心のその中身は知らないまま競走馬の擬人化ってどのような作品になるのかしら、程度でパートナーと鑑賞。一人であれば絶対に択ぶことはなかった作品は、ある意味貴重な時間になったのかもしれない。

競馬場1
競馬場2

 アニメーション作品は全く観ない訳ではない。この作品も映像の綺麗さは分かるのだが、原作を知らない為に比較しようがなく作品としての評価が出来ない。

競馬場3

 実際に競馬場でサラブレッドが疾走する姿を見ている所為か、ごめんなさい、この作画には躍動はあってもサラブレッド美しさを重ねること出来ず馴染めなかった。

 ウマ娘が好きな方々には届く作品なのでしょう。
 つくづく、作品に失礼な鑑賞をしてしまったと反省。只、願わくば、こうした全くの部外者も楽しめる脚本であって欲しかった。
 鑑賞後、実際の競走馬名がウマ娘の名になっていると知る。
 例えば、今回のジャングルポケットの競走馬について興味がわくおまけはうれしい。

「新時代の扉をこじ開けたのは内国産馬ジャングルポケット」【日本ダービー2001】このタイトルの Youtube を見ると実際であった勝利の雄叫びが映画に反映されていたことを知る。
 作品鑑賞時は、この雄叫びを女の子が発することに違和感しかなかったのだが、競馬ファンの方には面白く響いていたシーンだった。
 「新時代の扉」この言葉が映画タイトルの為に用意されたのではなく既に2001年に使われた言葉であったこと。そもそも、あの日、ジャングルポケットが活躍した数分がこの作品ラストに忠実に描かれていたことを鑑賞後に知っても十分に映画作品からの楽しみになった。

 競馬と女子高校生とグループアイドルをミックスすると不思議な世界に。
 その発想力に脱帽。


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