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梅雨の沖縄旅行・如何に予算内に収めるかのゲーム的様相も含め:8 カタブイと南のホテル

 梅雨明け宣言前の沖縄入り。東京から沖縄到着の正午過ぎ時点では止みそうにない激しい雨で迎えられた。滞在中の週間天気予報にも晴れは見つけられない旅行であるため気持ちの中では「降って当然ですものね」と諦観はしていた。
 それでも、人はもしかしたらと奇跡的に晴れるかもと諦めきれない。

 沖縄旅行から戻り仲が良い沖縄通の友人に旅行の様子を伝えた時、特に雨に関して「それはカタブイだわ」と云われる。

 *カタブイ:カタは「片」、ブイは「降り」という意味。片方だけで雨が降っている状況を表す言葉。カタブイはそう長く続く雨ではないため雨宿りしていると通り過ぎていくとも言われている。此処は晴れているのに向こう側は局地的に大雨が降っていることは沖縄ではよくみかけるそう。

 夏の雨を現わす言葉に夕立は馬の背を分けるとある。カタブイのような似た状況は本州だけではなく起こっているということなのだろう。

 梅雨明けも間近な為か一日中雨という日はなかった。出発時の雨が到着時には止む(いくらかの場所移動)美術館入館の雨が退館時点では上がっている(短いながら時間経過)、前日深夜かなりの雨が朝には止む、というような。
 幸いに私たちの沖縄旅行では館内や移動時には降雨でも大切なところでは例外なく雨は止んでくれた。もう夏が近いことも影響していたかもしれないがあまりに全てのタイミングが良すぎて神さまが見守ってくださっているような気になった。

沖縄夢登(ホテル)

 沖縄南部ではホテル数が限られ探す際には困った。移動の兼ね合いがあるためホテル所在地も軽視できないのだが、宿泊したい場所にはコテージ等が多く比較対象ホテルが集まってはいない。
 連泊ではないこともあって中城城跡から近く、翌日の斎場御嶽へのアクセスの良いホテル探しで沖縄夢登を択ぶ。
 タイトル写真はホテル屋上からの景色。私たちは機会がなかったが屋上にテーブルも用意されていて星を楽しむことも可能。
 ホテル案内のサイト掲載写真ではこのホテルの良さは十分に伝わらない。
 外見がこじんまりとしてシンプルな分、個性がないようにも映ることが残念なコンドミニアム。長期滞在にも対応している室内備品と広さ。ベッドも寝心地よく一泊だけはもったいないと感じる。
 ハード面だけではなくオーナーさんをはじめとしてスタッフ皆さんの対応が温かさが心地よかった。
 中々地元の方に沖縄の日常や昔話を聞くことができないがオーナーさんがご親切で語ってくださるお話は興味深い時間をいただく。*正確には楽しいひと時を過ごす。
 私たちは18時過ぎにチェックインし朝食後すぐの出発で本当に心残りな宿泊となる。もう一度、今度は連泊したいホテル。


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