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電源不要のルンバ???

 我が家のロボット掃除機ルンバのような存在は、今更云うまでもなくMoon(ミニレッキス・うさぎ)。
 役に立っているのかと問われると、これも言わずもがな全く役に立ってはいない。それでも、我が家の床を万遍なく日々飽きもせず隅々までチェックする様はまさしくルンバ的。

 観察していて面白いことは、生きる為の本能に全ての行動は集約されていることを見る時。
 ルンバ的行動で床を動き回る時にも明らかなルールがある。
 一度食べ物を口にした偶然の場所を忘れないこと。*日常の食事他で
 その様子は、うさぎらが野原に食べ物を探しに行くように、今は人間と生活を共にし食事に困らない彼のDNAにもそれは組み込まれたままのよう。
 テーブルの下は、そういう諸事情により彼のお気に入りで、先ずチェックする第一の場所。そして、テーブルの上もある日偶然にもクッキーを見つけ
機会あればと狙っている。

 生物体系ヒエラルキーの下層に存在し猫よりも弱いうさぎは生きることにとても丁寧に、言葉を変えると臆病までにアンテナを張っている。
 それは、ルンバ的行動中にも見受けられる。聞き慣れない音がすると先ず動きを止める。彼にとっての警戒音が続くと迷わず自分の安全なケージへと走り込む。
 もっと遊びがあるといいのに、と可哀想になるくらい。
 私に出来ることは撫でてと要求してきた時は、彼が納得するまで撫でることくらいしかない。

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