Condor Leggero DISC レビュー
乗り始めてからしばらく経ちましたので、Leggero DISCのことをまとめていきたいと思います。
大まかに「平坦」「登坂」「乗り心地」「下り」の4つに分けて書き、総評といわたがチョイスしたパーツ構成を書こうと思います。
ちなみに乗り換える前はMERIDA SCULTURA 9000(2015年モデル)でしたので、そちらが比較基準になります。
〜平坦〜
一応、Condorのエアロモデルということにはなっているが、他ブランドの最新エアロモデルと比べると大人しい。
ダウンチューブとチェーンステーのボリュームはあるので、剛性感は高めなので、初速の出だしは良好。そこからトルクを掛けていってもスイスイと進んでくれる。
巡行性能に関しても悪くはない。しっかりとペダリングしやすく、リズムよく走りやすい。
速度が出ている状態からもがいても、フレーム剛性の高さのお陰で進んでくれる。(乗り手のMAXワットが低いのでパワフルライダーはより恩恵を感じられると思います)
〜登坂〜
約1kgバイク重量が増えたため、そこがどう出るか非常に楽しみでありつつ、心配な部分であった。
ここ最近登ったところは埼玉の横松峠(2.5km平均7.1%)と高尾の大垂水峠(3.6km平均4.9%)。
重量増で気になるのは急勾配における走りの重さ。ダンシング時でのハンドルの振りの重さ。
大垂水の緩い勾配では走りの重さを感じられず、グイグイと進むことができた。ダンシングにおいても重さは感じられずマイナス要素が見当たらない。むしろLeggeroの方が調子がいい。
勾配がきつい横松峠でも全くマイナス要素が感じられなかった。勾配がきつい場面でも走りの重さはなく凄くいい。ダンシングもリズムが取りやすく。力強く走れる。
1kgの増量は個人的には気にならず、低いコンディションでもベストタイムに比べてかなり悪いというわけではなかった。
長い登りではやはり超軽量バイクに比べると体力を消費しやすい気がするので、純粋な登坂能力は軽量バイクに敵わないのかもしれない。
〜乗り心地〜
シートステーが縦長のため、突き上げがなかなかくるようなイメージでしたが、思ったほどこない。
後輪がバタバタ跳ねるような感覚も少なく、駆動効率は高い。日本の路面の多少の荒れくらいなら問題ない範囲。
〜下り〜
スルーアクスルの効果は高い。
高速域でのハンドルの安定感がより増し、以前は少し不安定だと感じていた下りも安定するようになった。
ヘッドとフォークの造りもしっかりしているので、スルーアクスルと合わさって安心できる。
〜総評〜
個人的にはかなり気に入っている1台。
現在の重量は8.15kg。持つと多少重さは感じるが走ればそんなのは感じにくく、軽快な走りだと思う。高ケイデンス・低ケイデンスどちらにも対応してくれるフレームのポテンシャルもある。
コーナーも得意で、立ち上がりの掛かりもいい。
DISCブレーキの効きも、扱いやすい範囲に収まっている。ブレーキの効き始めや雨天などでは心強い。
エンデューロ・クリテリウム・ロードレースに出場する方にはオススメしたい1台です。
DISCではなくリムブレーキなら6.8kgも不可能ではない。長い登りがあるレースではリムブレーキのLeggeroが心強い相棒になってくれるはず。
2018年はイギリスクリテリウム選手権を優勝し、ヨーロッパツアーのステージレースでも総合優勝を支えたフレームです。
〜パーツ構成〜
フレーム:Leggero DISC 49サイズ
コンポーネント:R9170/9000/6870MIX
ホイール:FULCRUM レーシングゼロ DB
タイヤ:ピレリ P ZERO VELO4s
ハンドル:SHIMANO PRO VIBE カーボン スーパーライト
ステム:ZIPP SL SPRINT
サドル:gebiomized SLEAK
パワーメーター:PIONEER
ペダル:SPEEDPLAY ZERO トラックモデル
text:Avant Cycles いわた
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