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妄想 酒のアテ その6。

皆さまいつもお読み頂き有難うございます。
世の中ゼニ金やないんやで!と、人には言いながら、苦しい時は神だらけ!と、招き猫の置物を買ってしまうジジィです。

 さて、今回は博徒の道(ウソw  ポーカーゲームのお話です。
ゲームといっても、ただのテレビゲームではなくて、ガッツリとお金が増えたり消えたりの不思議な世界のお話です。

私をこの暗黒のポーカーゲームに誘い込んだのは、いつもの農家の末っ子S君、通称スネ夫です。

「めっちゃ面白いゲームがあるねん・・」 この一声から始まりました。

その当時、私は飲食のお店をコックとして任されていた頃です。まぁ、真面目に仕事に没頭していた時期で、上がる給料と使う暇がないと言うことが合わさり、結構お金を持っていた時期でもあり、そこにアルバイトとして来ていた年上の松田さん:仮名と、良いコンビで仕事のやりくりをしていた。

いつも本職の仕事終わりにアルバイトに来ていた松田さんは複雑な家庭事情もあって、晩御飯をその店で食べることをとても楽しみにしていて、私も特別メニューを作って、食べてもらうことが楽しかったのです。

 そんな、忙しいけれど、楽しく過ごしていたタイミングで、お店の売上が前年度比250%という驚異の数字を叩き出し、給料UPと金一封を大いに喜んでいた時に、この松田さん:仮名 は、お付き合いしていた彼女と結婚し、同時に勤めていた会社も辞めて自分で小さいながらも会社を作ったのでした。
そして念願の外車のスポーツカーを新車で購入したのでした。
納車3日目の出来事でした。

職人仕事で地道に売上を伸ばし、頑張っていた時に、スネ夫の「めっちゃ面白いゲームがあるねん・・」
私と松田さんはちょっと覗きに行ってみるかと言うことで、行ってみました。

私は結果、トントンで松田さんは10万くらい勝ったと記憶しています。
そして、次の日も、仕事終わりにまたもやスネ夫が店に顔を出し、「また行こうや!」の誘いで行く事になりました。

その日は私が何とロイヤルストレートフラッシュを出してしまうというサプライズ。何と、250万です。瞬間で250万。
そして横で見ていた松田さんは大きく負け越し、生活費を突っ込んだのでした。結果は火を見るより明らか。惨敗。
私に新車の車のキーを手に握らせ、「頼むから100万貸してくれ」、、
半泣きでした。私は結局250万全部貸しました。返ってくることは絶対に無いだろうなと思っていたので、車のキーも返しました。

それから彼の人生は見るに堪えないくらい転落していきました。
私が知らない間にあちこちのポーカーハウスへ出入りし、結局、サラ金に借金、離婚、事件、見事な落ちっぷりを目の前で見てしまったショックはかなりキツかったです。

まぁ、自己判断で間違った、、で、終わりなのですが、私は後で計算した事があって、トータル500万円くらい勝っていたのです。
だから、結構好きな事を出来ていたのかなと思います。
当時のレートですから今のレートでいけば、かなりな金額です。
その当時、遊びに消費してしまうより、株にでも投資しておけば老後、困らなかったのに!、、、あ、今すでにジジィか(笑 遅いっちゅうねん(笑

 その当時のレストランで面白い事があって、結構広い駐車場が有って、掃除をしている時にワンコが何か咥えてウロウロしていて、ウエイトレスのおばちゃんが「犬がうろついてるねん」と言ってきたので、ハムを持って「こっち来い、来い」と誘き寄せたら、口に咥えていた丸くゴムで留めたものを離して、ハムを咥えてどこかに走り去っていった。
口に咥えていたゴムで留めた丸い筒、、

『25万円也!』

ハム代として受け取っておくかw ということで、その日は朝方まで臨時宴会が催され、寮の私の部屋で全員雑魚寝。。
次の日、全員二日酔いでマネージャーから大説教のオマケ付きでした。マネージャーは全員から嫌われていたので宴会にも呼ばれず声もかからず、その腹いせで説教の時間の長かったこと(笑
まぁ、、ね、、。

久しぶりに炊いた山菜炊き込みご飯。

久しぶりの山菜の炊き込みご飯。

本日も最後までお読み頂き感謝します。

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