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モノトーンの女神


ある人曰く「女優やモデルは様々なイメージを演じる仕事だから、特定のイメージに染まるべきではない」。確かにそうだね。

 私の小説『Fortune』に登場するキャラクター、「ネミ」ことネミッサ・ハラウェイのお人形を紹介する。彼女についての詳しい説明は他の記事にあるが、この人形は彼女が20歳頃のイメージである。アスターティもその頃のイメージだが、あの子は(物語の中では)14歳くらいからあの容姿が出来上がったようである。
 小説に初登場したネミは「中性的な美少女」という印象だが、この人形は大人びた女らしさがある気がする。まあ、化粧によって顔の印象が変わるけどね。

黒が似合う。

 ネミの人形はボークスCヘッドとセキグチmomokoボディを組み合わせたものである。私のキャラクタードールは、そのキャラクターのイメージに合わせて、違うメーカー同士のものを組み合わせたりする事がある。例えば、アスターティのヘッドはオビツ27cm女性用02ヘッドで、素体はボークスビューティーBの膝から下を同社NEO-EBのと取り替えたものだ。
 ただし、『Avaloncity Stories』のもう一人のメインヒロインである松永緋奈は、ヘッドも素体もオビツの製品だ。ちなみに、別の記事で紹介している楽毅将軍(史実通り男性です)も、アスターティや緋奈と同じくオビツ02ヘッドを使っている。

飄々とした感じ。

 一見クールビューティーに見えるが、実は茶目っ気のある女の子。それがネミだ。しかし、私が『Fortune』に彼女を初めて登場させた時は、もっと冷淡なキャラクターにしようかと思っていた。それを変えたのは、彼女の元ネタである『ヘルタースケルター』の吉川こずえに似過ぎないようにしたかったからである。
 ネミが無性愛者という設定なのは、アスターティとフォースタスの関係の邪魔にならないようにするためだが、こずえがレズビアンという設定なのとかぶらないようにするためでもある。「ロクシー女王様とは違って枕営業なんてしてないよ」というアピールのための設定でもあるが、そのロクシー女王様のドール化は未定。それより先に『ファイブスター物語』のエルディアイ・ツバンツヒをドール化したいのだが、ボークスではなくオビツのヘッドと素体を使うつもりだ。
 ボークスの1/6ドール部門は昔に比べてかなり縮小してしまったので、やむを得ないのね。

ボークスのドールヘア用ワックスで髪型を整えている。

 この一連の写真に使っている撮影セットは、楽天で注文したものだ。表はカラフルな水玉模様だが、こうしてリバーシブルで裏のオフホワイトの壁や床を使えたのだ。ちなみに私はこの商品をアマゾンで見つけてお気に入り登録したが、買い逃してしまった。それを偶然楽天で見つけて注文して届いたのがこのセットである。
 ただし、今は水玉模様の面を固定した。接合部分に瞬間接着剤を注いで固めている。

モモコドール素体は『ファイブスター物語』のファティマ並みに足が細い。

 このトップスはボークス「Whos that girl?」のものだが、この「WTG」や「ロストエンジェルス」の新作が出なくなったのは実に残念だな。レギンスパンツはバービー「Made to Move」のものだが、この「MtM」シリーズの可動性は、一般的な着せ替え人形としてはかなりの異例である。
 しかし、この写真の構図はいかにも不自然だ。ドールスタンド抜きで立たせて全身像を撮りたいと思っていたが、まだまだ工夫がいるねぇ(ため息)。

ちょっとぼやけた写真だけど。

 この写真がネミの茶目っ気を表しているのね。

【池田聡 - モノクローム・ヴィーナス】
 この曲ってデビュー曲だったのか。

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