陽だまり凛華
ちなみに、上記リンク先の小説はこちらには転載しません。
この子は拙作『恋愛栽培』で悪役令嬢ならぬ「悪役ギャル」として登場した悲劇の女性、浜凛華である。この人形はアスターティや緋奈と同じく、オビツ27cm女性型02ヘッドを使っている。素体はタカラのスーパーアクションジェニーを樹脂用染料SDNで染めているが、ヘッドは元々日焼け肌の色として限定販売されたものである。
衣装はセキグチ版モモコドール「ワイルドセクシーチューン」のもので、さらにボークス「Who's That Girl?」のショルダーバッグを持たせている。それにしても、脚が長いね。かなりの激ミニスカートがますます脚の長さを強調するが、スカートの中はギャルらしく(?)Tバックショーツをはいている。
夏の夕暮れ時の街を歩く凛華。『恋愛栽培』では「夜の女」として暮らしていた彼女は、かつて自分が見下していた元クラスメイトたちが「昼の女」として幸せに暮らしているのに嫉妬していた。
凛華の横顔。目の色はカラーコンタクトレンズの色である。昔のガングロギャルらしい派手な化粧だが、小説執筆並びに人形製作当時はすでに時代遅れだった。ちなみに、加奈子も凛華も小説完成後に人形を作ったが、先に人形を作ったアスターティらとは逆である。
私は元々漫画家志望者だったが、自分自身の才能のなさに気づいて夢を捨てた。しかし、趣味としてイラストを描き続け、さらにはドールカスタマイズをするようになった。やはり私は、自分自身の「世界」を作りたいのだ。携帯電話を入手し、インターネットを利用出来るようになり、ブログや小説投稿サイトとの出会いによって、私は自分自身の物語を作るようになった。
小説『恋愛栽培』では悪役のまま亡くなった彼女だが、悪役のままにしておくのが惜しいキャラクターだ。この写真だと、とても悪役には見えないよね。
「魂が切り裂かれて粒子になり、再び結晶しても、また悪意と悪運にまみれるとは限らない」
やがて彼女は、本来の善性を取り戻し、新たに幸せな人生を送るために蘇るだろう。
【福原美穂 - ひまわり】
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