見出し画像

[韓国大学院留学]書類準備~研究計画書~

안녕하세요! Yuanです。
大学院進学を目指すすべての人が(?)頭を抱えているであろう、研究計画書の作成。
しかし、韓国の大学院進学となると情報がとても少なく(出てくるのはGKS-Gの話ばかりㅜㅜ)、実際に私は내국인전형を受けた韓国人のブログなどを読んで何とか書き上げました、、、
そこで今回は、私と同じような道を進もうとされる方々のために、研究計画書について私の経験をお話しようと思います!

※前提として
・私は、大学ごとに行われる[外国人選考]で文系のコースに出願しました。(GKS-Gの枠じゃない!)
・専門知識があるわけではないため、あくまで私の経験と認識からお話します。


研究計画書とは?

そもそも研究計画書とは、自分が取り組みたい研究について、テーマ、背景、先行研究、計画、得られる成果などを出願先大学に伝えるための手段です。

大学院は研究を行うために行く場所ですから、入学前に自分の研究について具体的に考えておくことは、後々自分のためにもなると思います。
なので、時間に余裕を持って入念に考えることをお勧めします!
(私は2週間くらいで必死に書いたので、、、)

研究計画書を書くために

では、実際に研究計画書を書くためには何から始めたらいいのでしょうか。

私は以下のような順番で研究計画書の作成を進めました。
①自分が興味のある分野、解決したい課題などを見つける
②先行研究を探し、研究テーマを決める
③実際に文章にしていく
④自分以外の人に読んでもらう

一つずつ詳しく説明していきます。

①自分が興味のある分野、解決したい課題などを見つける

まずは、自分が研究したいことを決めるために、興味のある分野や解決したい課題などについて考えを整理します。

大学での学びや課外活動といった様々な経験を経る過程で、社会が抱えている問題やそれに対して自分が興味・関心のある分野が貢献できる解決策などについて、何となくでも考えたことがあると思います。
そういった考えを整理し、具体的にいくつかのキーワードを見つけていきます。

実際に私は、交換留学での経験や学部の卒業論文を執筆する中で、日韓関係の改善に貢献したいと思いを強く持つようになりました。
また、韓国語が好きなので、韓国語教育からその問題に貢献できる方法はないかと考えるようにもなりました。
こうして私は、「日韓関係」「韓国語教育」というキーワードを見つけ出しました。

②先行研究を探し、研究テーマを決める

次に、①で見つけたキーワードを元に、先行研究を探して読んでいきます。
研究には、先行研究がない新たな研究、先行研究の結果を批判する研究、先行研究の結果には肯定するが異なる方法を用いる研究、、、などが考えられますが、どれも先行研究を読まなければ始まらないことが分かります。

論文を探すのも大変ですし、それを読んで自分の研究を決めていくにはたくさん思考を繰り返す必要があります。外国語の論文を読むなら尚更時間がかかります。
また、論文は3~5個読んで参考にするのが一般的かと思います。
少なすぎると自分の研究の意義に説得力がなくなりますので、気をつけてください。
このように、②の段階には一番労力を費やすことになるかと思いますので、余裕を持って準備するのがいいと思います!

先行研究を探す方法としては、大学の図書館データベースなどで論文検索をかける方法、書籍を探す方法などがあるかと思います。
また、韓国の論文を探す場合は、以下のサイトが使えそうだったので共有しておきます。(ちなみに私は、交換留学していた大学の図書館サービスを利用して論文を読みました。)

③実際に文章にしていく

研究テーマが決まれば、あとは文章にしていくだけです!

が、、、ここで悩むのが、いったいどのような構成で書いていけば良いのかということです。
私自身たくさん悩んで、海外留学経験者や大学院に進学した韓国人たちのブログを読み漁りましたが、みんな言っていることがバラバラな気がしました。
ということは、これが正解だとか、こうすれば絶対に合格するといったことはないのでは?自分が取り組みたい研究について、説得力のある文章で熱意を伝えられればそれでいいのでは?と思っています。
私も、とても不安でしたが、自分の考えや思いをしっかり盛り込んだ研究計画書を書き上げた時、これで落ちても後悔はないなと思ったので、自分で納得のいくものが書ければいいと思います。

参考までに、私の研究計画書の構成は以下の通りです。
①研究テーマ
②問題意識(時事問題や自分の経験)
③現状について
④それに対する自分の考え、主張
⑤具体的な研究計画(先行研究はこうだから自分はこういう研究をする)
⑥研究によって得られる成果、期待できること

そして、私が一番気にしていたのが、文量と文末表現。
文量は、韓国語でスペースを含めて2000字ほどで書きました。
文量も人それぞれバラバラなので、自分が満足できる量を書けばいいと思います。
個人的には、あまりにも長くダラダラ書くよりも、簡潔に読みやすくまとめる方が、審査をする側に自分の考えや思いがうまく伝わるのではと思っています。

また文末表現は、한다体で書きました。
学部生の時にお世話になっていた韓国人の教授に相談したところ、한다体がいいのでは?というお返事をもらいました。
私の考えですが、한다体の方が思いがストレートに伝わるような気がします。
また、留学先でレポートや修士論文を書く際にも한다体を使うことになると思いますので、自分が韓国の大学でもやっていけるという韓国語能力を証明するためにも効果的ではないかと思っています。

④自分以外の人に読んでもらう

研究計画書を一通り書いたら、自分以外の人に読んでもらい感想や意見をもらうことをお勧めします。
自分では気が付かなかった間違いを見つけてくれたり、自分の言いたいことや思いがきちんと読み手に伝わる文章なのかを確認できます。

また、なるべく韓国人の方にチェックをお願いする方がいいと思います。
韓国語の맞춤법や不自然な表現を指摘してもらえるからです。
私は、教授、大学院の先輩、友人(全員韓国人)の3人にお願いしました。

韓国人の知り合いがいない場合は、大学の教授や親、先輩などに日本語で見てもらうのもいいと思います。
맞춤법は、日本人でも韓国語の先生などにチェックしてもらえれば安心ですね。

おわりに

今回は韓国大学院への出願で提出する研究計画書について、私の経験と考えを書いてみました。
韓国留学を目指す方でなくても、研究計画書を書くときの参考になれば嬉しいです。

研究計画書がうまく書けることを祈って、、、!
안녕 :-)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?