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レッツゴー初診証明

続きです。

はい。飛びました。LCCで。

空港から見慣れた電車に揺られてたどり着いたC病院はそれは、もう、えげつないほどに綺麗に豪華になっておりました。さすが大病院。

どちらかというと寂れつつある地方都市に立つC病院ですが、妙に知名度は高いようなのです。健康診断で腎臓担当医師にC病院の名前を出したところ「あ〜あの大きい病院ね」と返されて驚いたことがありました。大学病院の医師も、どうやら普通にC病院を知っているようなのです。

綺麗なレストランと綺麗な喫茶店がある、病院とは思えない外来入口を抜けて腎臓内科を探しますが、ちゃんとしたフロアマップは出ていなさそうです。しょうがない、総合受付にいたおばちゃんに、これこれこういう要件で腎臓内科何処でしょうと尋ねたところ、

「カルテの開示ということなら医事課ですねえ。少々お待ちください」

ええ……電話で腎臓内科に直接来いと言ったおばちゃんはなんだったんだあ。どのみち医事課に連れて行かれたのだろうか。

そして、医事課の事務のお姉さん曰く、法律で定められたカルテの保存期間は5年だが、ここでは10年保存している。それ以降は残念ながら診療履歴の「日付」しか残っていない、とのこと。

つまり、25年前の私の診療記録も当然、日付しか残っていないわけです。診療の内容は全く残っていないそうです。紹介状も、もちろん残っていません。

うーん詰みました。さあ、どうしよう。


医事課のお姉さんが「書類持ってきているんなら書けるところを書きますね」と、「受診状況等証明書が添付できない申立書」を埋めてくれました。いやそこはB病院の情報を書くところでC病院の情報を書くところじゃないんじゃ、と思ったのですが、紹介状の有無すら判定できない今、B病院でもC病院でも変わらないのかもと思い直しました。

こうなると、手は残り1個に限られました。第三者証明です。当時の会社の人に証言をしてもらうということです。B病院のことは誰も知りませんが、この際C病院が初診ということにして証言を取ってしまえ、ということです。何度も言いますが大病院です。地元ではもちろん有名です。

当時の会社の人って誰だということになりますが、実はうちの社長だったりします。社長は、もともと私が新卒で入った会社の上司だったのです。

で、社長は何を証言すればいいのか。一番良いのは

「会社の健康診断で引っかかった」

という事実です。初診の日付を証明しなくてはいけないのは、初診時にどの年金に加入していたかを明らかにしなければいけないからです。つまり、就職してから(厚生年金加入時に)病気が発覚した、ということが証明できればいいはずなのです。

もちろん難しそうなので、C病院に検査入院したことを証言してもらえればいいかな、と思っています。まあそれも、覚えていれば、です。

証言を揃えて、障害年金の申請をしてみることはできると思います。が、通る可能性は薄そうです。薄いだろうなあ。この場合、基礎年金(国民年金)分だけ出るとかいうことはあるのでしょうか。最悪それでもいいのかなと思います。


あ、今思い出しました。私、結局本人確認をしていません。LCCで飛んだのに。日付だけなら個人情報じゃないということでしょうか。そうかもしれません。結局電話の向こうの腎臓内科のおばちゃんはなんだったんだあ……。

続くとしたら年金申請時かもしれない!

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