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障害年金Round2

人工透析適用ともなると、やらなきゃいけない手続きがいくつかあります。

・特定疾病療養受領証の申請
・身体障害者手帳の等級変更申請

しかし準備は万端、入院初日に病院窓口で書類を依頼して「2週間くらいかかります(定型文)」と言われのほほんとしていたら、ベッドにやってきたソーシャルワーカーさんが大慌て。

「間に合いますかね?」

入院が月末だったのです。どちらも申請日の月から有効なのでつまり、月が変わる前に申請しなければその月は適用されない!

わおっ!!

ってことで、病院もこちらも慌てまくって書類を揃えて申請しましたが、諸事情で郵送申請しなければいけない特定疾病療養受領証は間に合わなかった模様です。手帳の方は間に合っているはず……。


そしてもうひとつ。透析適用でいよいよ障害年金2級確定です。で、障害年金申請にあたって、業者を頼ってみることにしました。

いわゆる「社労士」社会保険労務士の事務所です。

きっかけは、障害年金をつらつら検索していたら社労士事務所のページにたどり着いたことです。恥ずかしながらそれまで「社労士」というものをよく知りませんでした。興味をひかれたのはそこにこう書いてあったからです。

「年金事務所の職員でも、障害年金にはそれほど詳しくない」

ええええええええええええええ。

老齢年金は日常的に取り扱っているので詳しいが、障害年金はレアなので詳しくないと。障害年金の手続きで書類不備により何度も突き返されることがあるのは、年金事務所の職員が不慣れで書類の内容を把握出来ていないからだと。年金事務所にいるのはプロフェッショナルだと思っていましたよ私。詳しくねえのかよおお!

それなら、多少お金がかかってもプロに書類作ってもらったほうがいいんじゃないか? となりました。特に私は初診証明なしという大きな壁がありますから、プロのテクニックなしで乗り越えられる気がしません。

ただ、業者選びは正直わかりません。Webを彷徨い、「障害年金」をメインに掲げたサイトを持ち料金も明記してあって経験豊富そうな、そして何より「家から近い」ところを選んで、無料相談に申し込んでみました。


やはり、プロから見ても私のような「初診の病院は閉院、次の病院も日付だけで診療科が証明できない」というケースは非常に難しいようです。話しているうちに社労士さんがポロリ。

「大学病院にかかったときに、昔確定診断されたことを一切言っていなければ、大学病院が初診になったんですけどね」

やっぱりですか!

すこーし考えたことがあるのです。透析まで行っちゃうともはや原疾患がIgA腎症だなんてどーでもいいのです。だからあくまで「慢性腎不全」という病名で通せば、大学病院が初診になったりしないのか? と。

でも言っちゃったので無理なようです。身体障害者手帳にも明記してますもの、IgA腎症。残念。

じゃあどうするか。「今まで通っていた病院の中に”○○年頃にIgA腎症が確定診断された”旨のカルテが残っている病院があればそれが使える」らしいのです。自分でやろうとすると大変そうです。殆どが遠方の病院ですし。

で、無料相談の結果、社労士さんに依頼することにしました。依頼すればカルテは社労士さんが調べてくれるそうです。最初に事務手数料2万円と、あとは受け取った年金から成功報酬を払う形なのでお手軽です。依頼したらまるっと丸投げ、あとは社労士さんの頑張りと幸運を祈るのみです。

なんだ、すげー簡単!
餅は餅屋という言葉を噛み締めながら、私はたらふく餅を食べて寝ることにします。

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