駄目だと言われるとやりたい病
イベントが軒並み中止祭りの昨今、いかがお過ごしでしょうか。
休校だリモートワークだと大騒ぎですが、私の生活は何も、なーーーんにも変わっておりません。なんせ元々リモートワークです。忙しい時にはトイレと食事くらいしか席を立たず、外に出ないので一日中着替えないことすらあります。買い物には行きますが、スーパーは歩いてすぐのところにあります。これはもう「引きこもり生活」と言ってしまって差し支えないのではないでしょうか。
昔聞いたのですが、「家と会社以外、限られたところしか行かずに生活している人」も広義の引きこもりなのだそうです。日本の引きこもり人口が何倍かになりそうな話です。私なんぞ、ど真ん中の引きこもりです。基本的に外出は嫌いです。
そんな感じで、私の生活は変わりませんが、皆さんも経験はおありだと思います。
「駄目だと言われるとやりたーーーーい」病が絶賛発病中です。テスト前に限ってやりたいことが山積みになる、アレです。
実は外出は嫌いなのですが、旅行は大好きです。いや外出の延長が旅行だろうよ何だそれ、とお思いでしょう。私も思います。思うので自己分析してみたのですが、私が好きなのは、
・移動体に乗って移動すること
・知らない景色の中に身を置くこと
の2点なのです。見慣れた場所知ってる場所に出向くのは嫌いです。究極のところ、乗ったことのない電車に揺られて、知らない駅でぽけーっとして、また電車で帰ってきても私はそれなりにたのしい。
そもそも写真が趣味です。いい感じの団地をこの前見つけたあああ行きたい。伊豆大島の裏砂漠が見たくて、フェリーの時刻とかを調べたりしています。ネットで「現在旅館として営業している元遊郭がある」というのを見かけ、うおおおおおお泊まりてえと悶えています。別にコロナがなくても仕事やお金の関係でそうそう行けるわけではないのですが、ああ行きたい行きたいと仕事ほっぽらかして夜な夜なネットを徘徊したりするのです。そうやってネットでいろいろ調べている時間が楽しかったりもします。ああそうですね、私が好きなのはもうひとつ、
・旅行の計画を立てること
です。
人工透析になっても、旅行自体は可能です。障害者手帳で割引になる交通機関や施設も多いですから、旅行を推奨していると言っても過言ではありません。
ですが、旅行が2泊以上になると、旅行先で透析の時間と施設を確保する必要が出てきます。これは「旅行透析」と呼ばれます。旅行透析が可能な施設は全国にありますし、海外にもありますから心配はないのですが、都会ならともかく、田舎なら病院の数も多くなく、場所も限られます。事前に調べて「透析の時間と場所」を旅行計画に組み込み、旅先の病院に事前に旅行透析の申し込みをしなければいけません。
言い換えれば「行き当たりばったりの旅行はできない」ということです。
ってことは、透析間近の私にとって、ノープランで気楽に旅行できるラストチャンスなんですね。うむ、そう考えるとノープランの旅行もしたくなりました。いやどのみちコロナですけど、そう考えるとなんなんですかねこのコロナのタイミングは!
と、ここまで書いて、人工透析で行けないかもしれない場所をふと思いつき、確認したらやはり無理でした。うわあどうしよう、これを逃したら一生行けない。
小笠原諸島!
透析設備は無いそうです。これは本当に行くなら今の内だ。どうする、どうしよう、あああああああああ。
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