見出し画像

転職?

「療法選択外来」で、1個面白いことを聞きました。

人工透析になると、身体障害者1級ということになります。これは以前から知っていました。が、医師によると、今の時点でも申請すれば私は身体障害者4級らしいのです。どうやら血中クレアチニンが3以上で4級、5以上で3級らしいのです。

いやいや、健康やで。動けるで。これで身体障害者なん? まじかあああああ、と言いつつ、身体障害者4級の特典を検索しまくっています(笑)

で、ふと、「障害者手帳を取ってから、今いる会社に障害者として雇用された『てい』を取れば、会社に何らかの利益があるのか?」と思いつき、調べてみました。

「障害者雇用促進法」で、企業は一定のパーセンテージで障害者の雇用が義務付けられています。民間企業は現状で2.2%。これは「社員45.5人以上の企業なら、ひとりは障害者を雇わなければいけない」くらいの割合のようです。割合を満たした企業には助成金が支払われ、満たさない企業は納付金を払うことになるようです。

で、逆にいうと「社員45人以下の企業には義務も特典もない」ということのようなのです。うちの会社は零細of零細で到底そんな人数には届きません。メリットは無い、ということでした。

で、いろいろと考えていたら、私の頭に「転職」がちらつき始めました。

私の職業はプログラマーです。現在は会社の厚意で在宅勤務をさせてもらっています。割と時間に融通も利きます。ですが、いろいろな事情で、どうしても高らかにデスマーチを奏でなきゃいけないことはあります。とうに無理はきかない歳になりましたが、それでも無理をしなきゃいけない時はあります。

今は働けていますが、この先体調がどうなっていくかは自分でもわかりません。なら、早めに今の職を辞して、障害者枠で無理のない勤務をする手があるんじゃないだろうかと、思い始めました。

障害者枠なら、社員45人以上のそこそこ大きな会社になるはずです。給料は下がる可能性がありますが、人工透析になれば障害年金が出る可能性があります(出ない可能性もあります)。出れば、のんびり働ける可能性が出てきます。

社長とは古い付き合いです。昔からの縁に甘えて仕事をしてきた私なので正直、転職は面倒だし怖いです。ですが、もう既に若い頃のような仕事は出来ていません。

日本では普通、プログラマーはずっとやるものではありません。昔は「35歳定年説」なんて言葉もありましたが、要するにとっとと出世してマネージメントに回るのが日本のプログラマーのパターンです。ですが、私は人の上に立つこともマネージメントもできる気がしなかったので、わがままを言って、この歳までいちプログラマーでいたのです。確かに35歳すぎると無理はきかなくなってきます。それでもなんとかやってきました。

でも、いざという時に全く無理がきかない社員は、零細企業にとってリスクだろうとも思うのです。

……と、会社のことを考えているようなことを書きましたが、やっぱりまるっと言い訳のような気がします。自分自身が、昔のように仕事ができないことで勝手にプレッシャーを感じているところがあるのです。もともと怠け者なので、「のんびり仕事できるんならそれでもいいなー」という気持ちも、あったりはするのです。

とりあえず、いずれ病気のことは会社に伝えねばなりません。ああ、社長に何て言おう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?